2025スーパー耐久第3戦富士24時間 リペアエリアへと運ばれた26号車raffinée日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4 5月31日〜6月1日に行われているENEOSスーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONE第3戦『NAPAC富士24時間レース』の決勝レースで、ST-Zクラスの26号車raffinée日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4(大塚隆一郎/篠原拓朗/富田竜一郎/イゴール・オオムラ・フラガ)とST-2クラスの36号車HCM 内野製作所FL5(阿久津敏寿/岩間浩一/内野徳昭/土肥潤/松本恭典/坂井拓斗)が接触。26号車raffinée Zは姿勢を乱してガードレールにヒットし、マシンは大きくダメージを負ってしまった。
クラッシュが起きたのはセクター1のコカ・コーラコーナー手前で、スタートから約9時間が経過した0時55分の夜間走行中だった。
26号車raffinée Zは直前にピットインしてドライバーを富田竜一郎に交代しており、アウトラップを終えてペースを上げていこうとしたタイミングだった。クラッシュが起きた区間は、接触した2台のほかにも複数のマシンがいる混雑した状況となっていた。
そして、コカ・コーラコーナーへ差し掛かる短いストレート区間で、26号車raffinée Zがアウト側からHCM 内野製作所FL5を抜こうとした際に2台は接触。
26号車raffinée Zはスピン状態となり、ガードレールにフロントとリヤをヒットし、マシンは大きくダメージを負ってしまった。レースはすぐにSCが導入され、ドライバーの富田は救急車でメディカルセンターへ運ばれ、その後無事が確認された。本人もSNSにて、「ご心配お掛けしました。身体は無事です」と報告している。
TEAM ZEROONEの技術部門責任者を務める浅野真吾氏によると、「マシンはボディ全周がガードレールにぶつかってしまい、フレームもダメージが大きいです。もう使えないと思います」といい、26号車raffinée Zは全損状態となってしまった。
HCM 内野製作所FL5もフロントにダメージを負ったが、こちらはガレージで修復しコースに復帰。しかし3時26分に、26号車への接触行為を理由にペナルティストップ60秒が課された。TEAM ZEROONEとしては、もう一台の25号車raffinée日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4(田中優暉/名取鉄平/松田次生/佐藤公哉/ロニー・クインタレッリ/柳田真孝)が、初の富士24時間優勝を目指してクラストップを走行中だ(6月1日4時15分時点)。
https://twitter.com/Ryu1ro_tomita/status/1928870949107183658
[オートスポーツweb 2025年06月01日]