“次世代美少女”と話題の大平萌笑、20歳の誓い「行動の年に」

関西を中心に活躍中のタレント大平萌笑（20）が、飛躍の時を迎えている。

2021年、約1万人が参加した松竹・松竹芸能・松竹エンタテインメントによる合同オーディション「松竹　JAPAN GP GIRLS CONTEST」でファイナリストとなり、芸能界入り。22年、ABEMAの恋愛リアリティー番組「今日、好きになりました。＃皐月篇」や日本テレビ系バラエティー「超無敵クラス」などへの出演で、“次世代美少女”として話題を呼んだ。

「すぐに出してもらったのが『今日、好き−』。若い子がすごい見てるので、地元で『お、大平萌笑や！』って言われたりして、『うわ、これか〜』って。良くも悪くも目立つから、責任持って行動しないとな、って意識は変わりました。別に悪いことはしないですけど（笑い）」

実際に、地元の友達と話しているだけで「それを見た人が『浮気してた』って言って、SNSが炎上したこともあって」。有名になったがゆえにあらぬウワサを立てられたこともあったが、「でも、どうせやったら、炎上でもSNSがもうちょっと伸ばせたらよかった」とあっけらかんと笑う。

地元・和歌山の高校に通いながら、ドラマ、映画、リポーターなどマルチに活動してきたが、昨年、高校を卒業。同7月からはABCテレビの朝の情報番組「おはよう朝日です」で、金曜日の天気予報アシスタントやロケに参加している。

「1年目、2年目は何もかも初めて。吸収もしていって濃くて楽しいけど、いっぱい詰まってくると『できない』ってこともあって、でバタバタしてました。高校を卒業して、ちょっと落ち着いてきて、自分の中でも、ちょっとずつつかめてきた感じがします」

5月13日に20歳の誕生日を迎え、「来年、上京しようと思ってます」と次なるステージをみすえている。

「環境を変えたいと思った。環境が変われば『何かやらないと』ってなる。関西にいるとどうしたらいいのか分からない。いろんなことを経験したい。やると決めたらやるタイプなので、地元でダラダラしてるより変えたいと」

所属する松竹芸能や仕事先の関係者に「すごいよくしてくださる。みんな良い方」と感謝しつつも、居心地の良さにどっぷりつかることへの焦りもある。もちろん、関西より東京の方が仕事のチャンスも格段に増えるとの思いもある。

芸能界入りしたときもそうだった。中学時代からバスケットボールに打ち込み、県代表選抜メンバーにも選出された。高校でも続けていたが、体調を崩し、バスケができなくなった。

その時に「何か新しいことをしたい」と松竹グループのオーディションを受けた。「やりたいと思うならやってみたら」と後押ししてくれた両親は、上京も応援してくれている。

「20歳は行動の年にしたい。現場で数を踏みたい。オーディションも取っていきたいし、結果を出したい」。女優北川景子のような「バラエティーでもおもしろい女優」を思い描く。

別の野望もある。

「写真集も出したいんです。自分だけを見てくれるってすごいじゃないですか」

松竹芸能関係者によると、森脇健児や春やすこらが写真集を出版しているが、若い女性タレントは「記憶にない」とのことだけに期待もかかる。

大平も「何かのヒロインを務めた大平萌笑が写真集出版ってなればいいんですけどね。ヒロインじゃなくても友達役とかでも何でもいいので、よろしくお願いします！」とアピールを忘れない。

そんな大平を輩出した松竹グループのオーディション「松竹　JAPAN GP2025」が4年ぶりに開催される。すでにエントリーが始まっており、応募期間は7月11日まで。応募資格は同日時点で満13歳〜29歳で特定のプロダクションに所属していないこと。募集ジャンルは「女性俳優」「男性俳優」「男女タレント」の3部門あり、それぞれの部門賞受賞者からグランプリを決定する。

1次、2次、3次審査をへて、最終審査は11月下旬に東京で行われる。

大平は「やって後悔することはない。ちょっとでも興味があるならやってみた方がいい。結果がどうなったとしても、いい経験になる。何かに打ち込んでる時ってシンプルに楽しいですし、私もオーディションが楽しかった。ぜひやってみて」と自身の体験を交え、参加を呼びかけた。【阪口孝志】

◆大平萌笑（おおひら・もえ）2005年（平17）5月13日生まれ、和歌山県出身。21年「松竹　JAPAN GP GIRLS CONTEST」でファイナリスト。松竹芸能入りし、芸能界デビュー。学生時代はバスケットボールに打ち込み、中学時代は県代表選抜メンバー選出。好きな選手は河村勇輝、富樫勇樹。器械体操をしていたこともあり、スポーツ万能。趣味は料理、得意料理は肉じゃが、エビチリ。157センチ。