木村文乃が覚醒、田中樹は一人二役初挑戦「連続ドラマＷ　I, KILL」後半見どころ

木村文乃＆田中樹主演の歴史スペクタクル×本格サバイバルスリラー「連続ドラマＷ　I, KILL」が現在放送・配信中。この度、場面写真とともに、後半見どころが公開された。

本作は、鎖国前夜の日本をリアルかつ美しく描き出した、恐怖のサバイバルドラマ。天下分け目の戦い・関ヶ原の合戦から35年後。移り行く時代の中でようやく平和な世を取り戻しつつあった日本に突如現れた、人を襲い、喰らう化け物「群凶（Gun-kyou）」が発生すると、幕府は密かに討伐衆を派遣し、群凶とその地域を焼き払い隠蔽していた…。

修羅に覚醒するお凛、運命を動かす出会い
とある大きな深い後悔を抱え、忍びの頭領である母・氷雨の元から逃げ出したお凛（木村文乃）。忍びであった過去をひた隠しにし、医師・源三郎（高橋克実）の元でトキ（田牧そら）と共に暮らしていたが、群凶の出没によりその平和は脆くも崩れ去る。そして、生き延びるために封印していた忍びとしての才を再び目覚めさせる。修羅に覚醒するお凛の慟哭とアクションは必見。

また、後半のキーパーソンとして、絶望的な状況の中でお凛に多大な影響を与える人物・桜（穂志もえか）が登場。女囚として幕府に捕らえられており、桜とお凛は心を通わせる。木村も一番心に残ったシーンとして挙げ、「桜とのエピソードがある／無いで、お凛の在り方が変わったと思います」と語った2人のエピソードに注目。

木村はお凜について「家族や愛情にすごく飢えている人で、そんな人が普通の人になろうともがいているのかなと思います。（母である）氷雨に散々なことを言われても最後に憎み切れなかったり。人間として足りなかったパーツを、人の死や別れだったりつらい思いをしながら、取り返していく、知っていく。お凛の成長物語でもあると思います」と語った。

将軍・徳川家光と半群凶・士郎が同じ顔
第3話では、これまで素顔が明らかになっていなかった将軍・徳川家光と、半群凶・士郎が瓜二つの容貌をしていることが明らかに。自らの過去やルーツを知るために旅をしている士郎だが、その謎が徐々に明らかになっていく。

一人二役に挑戦するのは、今回が初。将軍の衣装を纏い、額から頭頂部にかけて髪を剃った月代（さかやき）姿を披露するのも初となった田中は、「家光と士郎は、育ってきた環境や、自分が背負っているものも真逆。所作やしゃべり方も違うので、非常に難しかったです。とあるシーンでは一人二役で大変苦労しました。きっと楽しんでいただけると思います」とコメント。

印象深いシーンとして、「士郎と家光の対立するシーンは見どころです。真逆で全然違うキャラクターだけど、どこか通じるものがある。二人とも、立場も含めていわゆる“普通の人間”ではない。それなのに、その瞬間だけふと生まれた瞬間に戻るというか、人間に戻るという感じがありました。僕は演じていて、すごくその瞬間の二人に人間味を感じて、ほっとした気持ちになりました。こんなに早く観たいと思ったのは初めてというぐらい、演じ終わった今、早くそのシーンを観たいです」と語った。

正体が判明した十兵衛
先週は、山本耕史演じる十兵衛の正体が、柳生十兵衛であることが明かされた。数々の時代劇に出演してきた山本の華麗な剣さばきが堪能できるのも本作の魅力であり、士郎との壮絶な立ち回りにも注目。幕府の命により、群凶討伐衆を率いている十兵衛だが、飄々としていてどこか掴めない彼の目的はどこにあるのか。十兵衛のキャラクターが、後半に強く活きてくる。

なお、WOWOWオンデマンドおよびWOWOW公式YouTubeチャンネルでは、第1話が期間限定無料配信中だ（※6月30日23時59分まで）。

「連続ドラマＷ　I, KILL」は毎週日曜日22時〜WOWOWプライム・WOWOWオンデマンドにて放送・配信中（全6話）。




（シネマカフェ編集部）