英国育ちも古風な一面を持つ荒巻絵美 あふれるシティーポップ愛「新たに発信していきたい」 

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2025年06月01日 21:01  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

シブヤエンタメ祭「duo昭和歌謡FES」で歌う荒巻絵美(撮影・川田和博)

アーティストで女優としても活動する荒巻絵美が1日、東京・渋谷のduo MUSIC EXCHANGEで開催された「シブヤエンタメ祭×duo昭和歌謡FES」に出演した。


荒巻はロンドン育ち。英米でシティポップアーティストとして活動したのち、24年に拠点を日本に移し、オーチャード・ジャパンと配信契約を締結。同年9月、日本進出第1弾として「Purple Dream」、25年2月には「SAYONARA」をリリース。いずれも洋楽テイストの中に昭和の懐かしさが漂う曲となっている。


生まれてくる時代を間違えたのではと思うほど昭和の音楽やドラマ、映画などを好む荒巻。この日は、オープニングアクトを務め、杏里の「悲しみが止まらない」を歌い上げた。荒巻を知らないファンの中での歌唱となったが、その高い歌唱力で存在感をアピール。続けて「Purple Dream」「SAYONARA」を披露した。


コンサート後取材に応じ、「この規模でのパフォーマンスは初めて」と明かした。「皆さまのエネルギーがすごくて、楽しませていただきました」と笑った。アウェーの状況だったが「気力と度胸で乗り切った」と笑いながらも、「皆さんが優しい視線で見てくださった」と振り返った。


オリジナル曲の2曲は、自ら制作を手がけている。今後は「もっと曲を作って世に出していきたい」としつつも、「70年代80年代のシティーポップは良い曲がありふれているので、そういった曲を私風にアレンジして、新たに発信していきたい」と意気込んだ。


松任谷由実、竹内まりやをリスペクトしているが、「作詞家でアーティストでも活躍されている亜蘭知子さんと濱田金吾さんは、何を聞こうかと思ったら、迷わずに聞くくらい定番」と明かした。「亜蘭知子さんと濱田金吾さんはあまり知られていないけど良い曲があり過ぎるので、知って欲しいです!」と訴えた。「そういった知られていない曲などもリスペクトしつつ、自分のものにして発信していきたい」と目を輝かせた。


今風のモデル系で語学も堪能な上に、着物の着付けや茶道をたしなむなど、古風な一面もあるユニークなキャラクター。今後の活躍が楽しみな存在となりそうだ。

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