“イギリスの小島よしお”が火付け役、世界で巻き起こる「80年代リバイバル旋風」

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2025年06月02日 06:10  週刊女性PRIME

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週刊女性PRIME

『マインクラフト』は世界中で大人気!

 日本社会の現状に、「遅れてる! 海外ではありえない!」なんて目くじらを立てている人もいますが……。いえいえ、他の国の皆さんも有名人や王室のゴシップや下ネタは大好きで、若者はおバカなことをしでかすし、高齢者は変なこだわりで周囲を振り回すし、しょーもない男女のケンカも日常茶飯事なんですってば! そんな世界の下世話なニュースを、Xで圧倒的な人気を誇る「May_Roma」(めいろま)こと谷本真由美さんに紹介していただきます。SNSとキッズに大人気の俳優のおかげで、世界的に'80年代リバイバル旋風が!

世界でも「あの人は今」

 日本では「あの人は今」と題して、往年の芸能人やアーティストにフォーカスを当てる機会がありますが、これは万国共通の“あるある企画”だったりします。

 例えば、イギリスでは'80年代に人気だったリック・アストリー、カジャグーグー、バナナラマといったアーティストが一堂に会してトリビュートライブを行うことは珍しくないし、シニアが多く利用するクルーズ船などでは懐かしのアーティストを集めたイベント─夢グループの「夢コンサート」みたいなこともよく行われています。

 ちなみに、日本でも『Never Gonna Give You Up』などのヒット曲で知られるリック・アストリーは、現在、本国イギリスの若者に人気なのですが、その理由は昔の映像が加工されてSNS上でバズったから。吉幾三の『俺ら東京さ行ぐだ』がバズり、日本の若者層に刺さったように、ネットによって往年のアーティストに再びスポットが当たるというケースも万国共通なのです。

髭面の“子どもたちのカリスマ”

 現在、世界的に'80年代をはじめとした往年のヒット曲が再脚光を浴びていますが、世界的にヒットしている映画『マインクラフト/ザ・ムービー』でも、その時代の音楽が数多く使われています。私たちおばさんにはピンとこないですが、『マインクラフト』は2023年には全世界での売り上げが3億本を突破するなど、最も売れたインディーゲームとしてギネス世界記録に認定されるほどの大人気ゲーム。

 欧米では映画版も小学生を中心に爆発的人気となり、その人気を牽引しているのが主演の2人、ジャック・ブラックとジェイソン・モモアです。前者は映画『スクール・オブ・ロック』の主演や『カンフー・パンダ』の声優、後者は映画『アクアマン』の主人公役などで知られていますが、共通しているのはガタイがよくて髭面なのにどこかコミカルというキャラクター。

 これがイギリスの小学生に大ウケで、日本における小島よしおのような“子どもたちのカリスマ”になっているのです。実際、ジャック・ブラックは歌ったり踊ったりする姿が大人気で“おっぱっぴー”的な要素があるような。

 私も子どもと一緒に『マインクラフト/ザ・ムービー』を見てきたのですが(見る前はまったく期待していなかったんですけど)、2人の掛け合いがどこか愛くるしくて。2025年現在の英語圏キッズのカリスマ2大スターの競演を目撃するという意味では、見ておいたほうがいいかも!?

構成/我妻弘崇

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