GACKT(C)ORICON NewS inc. アーティストのGACKT(51)が2日、自身のXを更新。米への熱い思いを明かした。
【写真】「コメ愛」つづったGACKTの投稿 小泉進次郎農水大臣が参加した備蓄米の試食会について、SNSでは『芸能人格付けチェック』にちなんで「GACKTも呼べ」と話題が広がった。
GACKTはその記事について「『GACKTを呼べ』と言われるのは光栄な話だが、流石に国民を代表するのは荷が重すぎる。ただ、ボクのあくまで個人的なコメに対する考えを伝えたい」とコメントした。
「26の時、バンドからソロになったタイミングで一番好きなものを辞めようと決めた。それ以来、片手にお碗を持っての食事を一度もやっていない。カレーライスも寿司も食べていない。が、コメの味を忘れたことは一度もない。むしろ他の人よりコメに対する憧れは強い」とし、「そして、『一番好きな食べ物は?』と聞かれれば必ずこう答える。【古古米を炊いた後に冷やして食べるご飯】」と明かした。
続けて「コメが古くなることイコール、【劣化する】というイメージから不味いと決めつけている人も中にはいる。が、ボクはそう思わない」ときっぱり。「もちろん、保管の仕方によっては酸化臭がするものも少なくない。だが、本当に美味しい古古米は新米では得られない甘味と食感がある。これにはいくつか条件が必要となる」と持論を述べた。
まず「一番重要なことは、そのコメ自体のポテンシャル。コメは寝かせれば中に閉じ込められた水分が少しずつ無くなっていく。但し、ポテンシャルのあるコメは減りながらも味が濃厚になる。この考え方は、魚や肉、ワインのエイジングに近い」と説明した。
「良い水質で作られたコメは凝縮された旨味が溢れてくる。そしてその炊いたコメを冷やすことで更にその違いが細かくわかる様になる。つまり、古米・古古米の冷えたご飯で本当に美味しいコメは、そのポテンシャルがそもそも高いものだということ」とし、「その冷えたご飯とカレーを一緒に食べるとエグいレベルで美味い」という。
「当たり前だが、温かい食事の方が美味しいと感じるのは、それだけ味そのものが見えにくくなるということでもある」ともつづった。
さらに「そしてもう一つ大事なのは保存状況。それはどんなものでもエイジングをしたから美味しくなるわけではなく、美味しくするための保存状況、条件があるということ。他にもいくつかの条件はあるが、これをクリアーした古米、古古米は腰を抜かすほど美味しい」と説明した。
「もちろん、そんな古古米に当たることは限りなく低いが、それでも古古米ならではの食感は新米では味わえないものがある。コメを炊くときには昆布や酒を入れると気になる匂いがなくなって独特の食感を堪能することもできるから、これを機にコメを食べる人はどうやったら更に美味しくなるかを追求してみてはどうだろうか?」とコメント。
最後に「コメをただ当たり前に食べるのではなく、味に追求することでいろんな発見がある」「ボクの人生でコメを食べることはもうない。ボクの代わりにコメを心から楽しんで貰いたい」と呼びかけた。