映画『見える子ちゃん』に出演する京本大我 (C)2025『見える子ちゃん』製作委員会 俳優の原菜乃華が主演する映画『見える子ちゃん』(6月6日公開)において、主人公みこ(原菜乃華)の担任・荒井先生(堀田茜)と代理担任としてみこのクラスに赴任する遠野先生(京本大我)の“過去のつながり”を感じさせる本編シーンが解禁された。
【写真】京本大我の背後に黒い影が… 本作は、カドコミ、ニコニコ漫画、pixivコミックでの累計閲覧数9000万回、国内発行部数330万部を突破した泉朝樹によるホラーコメディ漫画が原作。ある日突然、霊が"見える"ようになった女子高生・みこは、「見えていないフリ」を貫いてきたが、ついに「無視できない」恐怖に立ち向かうことに――。
出産を間近に控え、急きょ病院へ搬送されることになった荒井先生は、ハナ(久間田琳加)ら生徒たちに向けて「ちょっと頼りないけど、真面目でいい人だから。助けてあげて」と、産休中の代わりを務めることになる先生の人柄を優しく伝える。後日、みこたちが文化祭の出し物について話し合っていると、荒井先生が無事に出産したという知らせが届き、クラス中が安堵の表情を浮かべていると…そこに呼び込まれ現れたのは、荒井先生がなぜか思いやる様子を見せた人物、遠野先生。
若く端正な容姿の男性教師の登場に、教室内は一気にざわつき、ハナも興味津々なまなざしでその姿を見つめる。遠野先生は控えめに一言だけあいさつをするが、その静かな佇まいからは誠実さがにじみ出る一方で、どこか影を感じさせる独特の空気が漂っていて─。文化祭の出し物もみこが避けようとしていた“おばけ屋敷”に決まり、にわかに不穏な雰囲気が教室を包み込み始める。
遠野は寡黙で優しく、真面目そうな印象を持つ一方で、どこか異質な存在感を放つ謎めいたキャラクター。やがてその落ち着いた物腰と端整な姿により、校内の女子生徒たちから熱い注目を集めていく。しかし、物語が進むにつれ実は互いに“過去”を知る間柄であった荒井先生との関係性から、隠された真実が次第に明らかになっていく。
そんな複雑な背景を持つ難役に挑んだ京本は「自分なりに台本を何度もかみ砕きながらこの作品と向き合いました」とコメント。鬼才・中村監督も「事前に(遠野の)生い立ちを渡して読んでもらってから、その次に衣装合わせをしました。その時にはもうすでに役を捉えてきていた」と、その役への深い理解と表現力を高く評価している。
動画を別画面で再生する