高橋一生、約60年ぶり公開も…『運慶』の作品展に期待 音声ガイドにも意気込み「静かに寄り添うことができれば」
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2025年06月02日 14:25 ORICON NEWS

約60年ぶり公開『運慶』の作品展に期待した高橋一生 (C)ORICON NewS inc. 俳優の高橋一生が2日、東京・上野の国立博物館で行われた特別展『運慶 祈りの空間―興福寺北円堂』報道発表会に広報大使として登壇した。
【写真】笑顔で手を振る高橋一生 9月9日から11月30日まで同所にて開催。奈良・興福寺の北円堂にある運慶晩年の傑作、国宝・弥勒如来坐像の修理が完成したことを記念して約60年ぶりに寺外公開されるほか、無着、世親菩薩立像も展示される。
以前から運慶の作品に興味を持っていたという高橋は「まずは無着と世親像」と注目を挙げ「空間の見つめ方の違いを画像でも感じられるものなので、実際に向き合ったときにどういった思いがでてくるのか。中央に弥勒如来像があるので、運慶の空間センスみたいなものを全体で見ていきたい」と楽しみにした。
今回はナビゲーターとして音声ガイドにも挑戦。「像と向き合い鑑賞されているみなさんは、静かな空間が間に流れていると思うので、なるべくノイズにならないようにかつ、その瞬間は解説だったりを超えて導き手になれるように静かに寄り添うことができれば」と意気込み。
来場者に向け「個人的には像と向き合う時間は鑑賞するというより、向き合ったり立ち会ったりする時間になると想像としています。空間そのものをとらえて静かに像と向き合うことは、現代にとっての祈りの空間になるかもしれないと感じているので。見に来てくださるみなさんにも、そういったことを感じていただけたら」と呼びかけていた。
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