新たな国立公文書館の起工式に臨む額賀福志郎衆院議長(前列中央右)ら=2日午後、東京都千代田区 新たな国立公文書館の起工式が2日、国会前庭の憲政記念館を取り壊した跡地で行われた。2029年度末の開館を目指す。当初26年度の開館を予定していたが、大規模な埋蔵文化財調査や入札の不成立などのためずれ込んだ。
新公文書館は、地上3階地下4階建て。同時に憲政記念館も建て替える。憲政記念館と合わせ、建物の総面積は約4万2400平方メートル。工事費は計約488億9000万円を見込む。
現在の公文書館本館(東京・北の丸公園)は1971年に設置。政府は、公文書館の老朽化や書庫が満杯となる見込みのため、14年から建て替えの議論を始めていた。