中沢元紀&小林虎之介W主演「ひだまりが聴こえる」は「非常に困難の連続だった」視聴者からの支持でグランプリ【第62回ギャラクシー賞】

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2025年06月02日 18:49  モデルプレス

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「第62回ギャラクシー贈賞式」に登壇した八重樫風雅監督(C)モデルプレス
【モデルプレス=2025/06/02】俳優の中沢元紀と小林虎之介がW主演を務めたドラマNEXT「ひだまりが聴こえる」が「マイベストTV賞」グランプリを受賞。2日、都内にて行われた「第62回ギャラクシー贈賞式」(主催:放送批評懇談会)に加瀬未奈プロデューサー、八重樫風雅監督が登壇した。

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◆小林虎之介&中沢元紀W主演「ひだまりが聴こえる」誕生秘話

視聴者の投票により選ばれる「マイベストTV賞」グランプリを受賞した「ひだまりが聴こえる」。加瀬プロデューサーは「この作品は難聴と同性愛、2つのマイノリティを描いた作品だっただけに、非常に困難の連続だったかなと思っています。そこを並々ならぬ覚悟で挑んでくださったキャスト、スタッフの皆様のおかげでこのような賞をいただけたと感じておりますので、改めて視聴者の皆様とキャストスタッフの皆様にお礼を申し上げたいと思っております」と感謝した。

また「難聴の方を描いた作品って実は少ないんだと感じていて、知らないことが無意識のうちに人を傷つけてしまったりすることがあるのかなって思っていた時にこの素敵な原作と出会いました。この作品が映像を通して広まることによって、人が人のことを100%知ることは難しいと思うんですけど、誰かを知りたいと思う気持ちは間違いじゃないんじゃないかなと、そういう気持ちの尊さだったり愛おしさだったりみたいなものを大切にしていけたら良いなと思って企画しました」と明かした。

続けて、八重樫監督は「原作の空気感だったり、優しさ、温かさは実写化の中においても大切にしたいと思っておりましたし、撮影の前に色々と取材をさせていただくことが多くて、難聴の方やノートテイクされている方、本当にいろんな方のお話を聞かせていただきました。その中で特に印象に残っていたのが、とある難聴の学生さんがおっしゃっていた『言葉って命なんです』という言葉が、僕の心の中にあって取り組んでおりました」と作品ができあがるまでの過程を語った。

本作は、難聴によって人と距離を置くことが当たり前になってしまった大学生と、明るくまっすぐな性格の同級生が、“ノートテイク”というボランティアの要約筆記を通じて繋がってゆく姿を繊細に描いたヒューマンラブストーリー。投票では「主人公の物語だけでなく、難聴者に対する関心や配慮も描かれていて、愛を感じさせるドラマ」「SNSをを通して制作チームと同じ温度でひとつの輪になれたような感覚は、忘れられない宝物となった」「中沢元紀さんと小林虎之介さん、主演2人の飾らない瑞々しい演技が素晴らしかった」「相手を思いやる気持ちがとても優しく、温かな世界感で描かれていた」「深夜ドラマ、BL、そんな枠組みにとらわれずに評価されてほしい作品」といった称賛の声が数多く寄せられ、圧倒的な票を集めた。

◆「第62回ギャラクシー賞」

ギャラクシー賞は、NPO法人放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を顕彰するために1963年に創設された。同贈賞式にはこのほか、「テレビ部門 個人賞」を受賞した杉咲花らが登壇。「テレビ部門 大賞」には、NHK連続テレビ小説「虎に翼」が選ばれた。(modelpress編集部)

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