
STARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所。以下、SE社)で長年舞台俳優として活動し、『timelesz project -AUDITION-』(以下、『タイプロ』)を経てtimelesz新メンバーとなった寺西拓人(30)。5月にはミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』の東京公演に出演したが、そこで『タイプロ』以降に彼を知ったであろう一部新規ファンの観劇マナーが酷いとして、批判の的となっている。
ジュニア時代から舞台経験を積んできた寺西拓人
「寺西さんは、ジュニア(旧ジャニーズJr.)時代から舞台経験を積み、2021年にジュニアを卒業後もSE社で俳優部として個人で活動してきました。
長年彼を応援してきたファンは、舞台の観劇マナーも十分熟知しており、これまでほぼ問題になりませんでした。ところが、『タイプロ』で寺西さんの人気が爆発し、新規ファンが出演舞台につめかけるようになって、古参ファンや舞台ファンからマナーの悪さが指摘されるようになったようです」(アイドル誌ライター。以下、同)
SE社所属タレントが出演する舞台では、主演でもなくSE社主催でもない舞台にも関わらず、ライブかのようにうちわやペンライトで推しメンにアピールするファンが多発するなど、以前から問題となってきた。
『ダンス オブ ヴァンパイア』に寺西が出演するにあたって、古参ファンはそうした行為をしないよう、SNS上で呼びかけていた。
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しかし、いざ公演が始まるとX上には、
《前の席の人、勝手に写真撮影したり身を乗り出してておわたwwまじで全部ルール違反してるバケモンだった》
《終始前のめりになったり背伸びしたり、戻る時に背中ドンってなったり酷かった》
《舞台会場で撮影禁止て言われてるのに普通に皆撮ってて不思議だよ》
と、新規寺西ファンと思われる観客の観劇マナー違反の報告が相次いだ。
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さらに、Threads上では、寺西のtimeleszでのメンバーカラーである水色の服を着て彼にアピールしているファンや、寺西が好きな牡蠣のイラストが付いたTシャツを着た“御一行様”がいたとも報告されている。今回の公演にドレスコードはないものの、他の演者とそのファンからすれば、観劇マナーから逸脱しているように映るだろう。
未出演のチケットを購入したファンも
今作では、寺西演じるアルフレート役は別の俳優とWキャスト(二人の俳優が同一の役を交代で演じること)になっているが、それを知らず寺西が出ない公演のチケットを購入したファンもいたようで、
《『間違えて寺が出ない公演買っちゃった』にドン引きしてます。この豪華な面子見て良くそんな事言えるなって…先日の(寺西出演舞台の)『HERO』で『主役喰ってる〜』発言をされた事を全力で根に持ってます》
と、他の演者のファンから苦言を呈されたり、同じ寺西ファンからも、
《ただでさえ、舞台ファンの間ではスタエンの子が出るとチケット取れなくて困るって言ってる人もいるので、あまりにも酷いと寺西くんが呼ばれなくなっちゃうかも…》
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《寺西担があまりにもアホな事を言っているのって、ホントに恥ずかし過ぎるから辞めて欲しい》
と、他の出演者やそのファンに配慮するよう呼びかけられている。
「先日、timeleszの今年のライブグッズが発表され、そこに寺西さん含めた全メンバーの公式ジャンボうちわがありました。グループデビューを夢見ていた寺西さんにとって、初めてでとても感慨深い出来事だったと思います。
ただ、timeleszがグループとして非常に良い状態にあり、ライブチケットが入手困難であるがゆえ、寺西さんを間近で見れるまたとない機会として、彼の出演舞台に新規ファンが押し寄せる結果に。
観劇マナーを守ってほしい旨は、寺西さんご本人も雑誌などで発言されていますが、舞台観劇に慣れていないファンは、ライブと混同しているような人も多いようです。寺西さんがコツコツと積み上げてきた舞台俳優としての実績が、マナーを守れない一部新規ファンによって汚されなければ良いのですが……」
今作に加え、今後も出演舞台が控える寺西だが、それは『タイプロ』効果というより、彼が一人で長年舞台俳優として実力を示し掴み取ったものだろう。現在寺西のInstagramのフォロワーは133万人を超えており、推し活をしたことのない人、アイドルのライブには行っても舞台観劇経験の無い人も多くいるはずだ。
これまでの彼の努力を踏みにじらないためにも、寺西出演舞台に足を運ぶ際には、舞台観劇マナーを調べた上で、しっかり守った方が良さそうだ。