映画『おーい、応為』に出演する高橋海人(King & Prince) (C)2025「おーい、応為」製作委員会 King & Princeの高橋海人(※高=はしごだか)が、10月7日公開の映画『おーい、応為』に出演することが決定した。主人公・葛飾応為(長澤まさみ)の父であり師・葛飾北斎(永瀬正敏)の門下生で、応為とは気心知れた友人として共に絵の腕を磨く絵師・渓斎英泉(善次郎)を演じる。高橋は今作が時代劇に初挑戦となる。
【写真】ひょっこり!たくさんの生地の間からこちらを覗く高橋海人 今作は、北斎の娘であり右腕でもあった葛飾応為を描く。北斎から授かった画号(画家や書家などが本名とは別に用いる名前)は、北斎が日常的に「おーい、飯!」「おーい、筆!」と呼んでいたことに由来し、父から娘へと受け継がれた名でもある。茶も入れられず、針仕事も不得手な一方、親ゆずりの画才と豪胆さで男社会を突き進んだ、先駆的な女性アーティスト・応為。自分の心に正直に情熱を燃やし続けた彼女が最後につかんだ幸せとは。
高橋が演じるのは応為、北斎と同じ時代に生きた実在の美人画を得意とする絵師・渓斎英泉(けいさい・えいせん)=善次郎(ぜんじろう)。若くして両親を亡くし、家族を養うために職業として絵師を生業にする人気絵師でありながら、酒と女性を愛する一面もあるという役どころ。軽薄な江戸の男を装いながらも、応為と北斎の才能と唯一無二の絆を間近で見続けた善次郎を、色気たっぷりに、かつ冷静に世の中を見ているクールな男性として魅力的に演じている。
高橋自身も絵を描くことが趣味で、アート全般への関心の高いが、これまでに、テレビの冠バラエティ番組でさまざまなアート作品を披露してきた。本作では当初は絵を描くシーンはなかったものの、絵が書けることを知った監督がシーンを追加、撮影前に江戸時代の絵師らしく、“筆”での絵を描く練習をして本作に挑み、劇中でその腕前を遺憾なく発揮している。
■高橋海人コメント
ずっと願っていた時代劇、そして大森立嗣監督作品への参加はとてもうれしかった分、不安もあり、クランクイン前は大森監督に本読みをさせていただきたいとご相談したほどでした。
撮影期間は、時代劇ならではの所作など学びが多く、毎日新鮮な1ヶ月でした。
長澤さんが引っ張ってくださり、永瀬さんが優しくしゃべりやすい空間を作ってくださり、撮影中も撮影外も3人の関係性をとても居心地よくしてくださいました。
僕が演じた善次郎は軽く見える面もありますが、生きるために家族を養うために、絵を描き、そして職を変える現実主義な人物だと捉えています。当初予定になかった絵を描くシーンも直前に追加され、筆で絵を描く貴重な体験をさせていただきました。
お栄(応為)が自分のやりたいことを仕事にしてプライドを持ち絵を描き生きていく、その強さや覚悟が自分もいろいろなことに挑戦したいなと思っていただける作品になっていると思います。
周りの環境に惑わされず、絵を描いていきていくお栄(応為)と北斎、そしてその二人に翻弄されながらもそばにいる善次郎の関係性もお楽しみください。
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