オートスポーツweb20周年連載企画『20の質問で丸わかり!』その9 佐藤蓮選手

0

2025年06月03日 12:00  AUTOSPORT web

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

AUTOSPORT web

インタビューに答える佐藤蓮(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16)
 2025年、オートスポーツwebは前身のクラッシュネット・ジャパンから名称を変更してから20周年を迎えました。これもひとえに、読者の皆さまのご愛顧のおかげです。そこで、皆さまへの感謝の意味も込め、20周年特別記念連載をスタートさせます。題して『オートスポーツweb20周年企画 20の質問で丸わかり』です。かつて、AS+Fやオートスポーツ本誌で連載されていた『100の質問』を20周年記念版でリメイク。スーパーGT GT500ドライバーのプライベートを解き明かしていきます。

 第9回は、ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16に乗る佐藤蓮選手が登場です。

※ ※ ※ ※ ※

Q1:趣味は何でしょうか?佐藤蓮(以下、佐藤):最近は、ラーメン二郎巡りですね。直径店舗が全国で40以上あるのですが、ひとつずつスタンプラリーで巡っています。──何店舗くらい回った?佐藤:まだすべては回れていなくて、半分ほどですかね。ですが、おそらく25くらいは行けたと思います。

Q2:最近気になっている芸能人や有名人は?佐藤:テレビは、あまり見ないんですよね。YouTubeやネットはそれなりに見ますけど、そこまで特別に気になっている人はいないですね。

Q3:好きな本や映画、音楽は何ですか?佐藤:本や映画……、これもあまりない(笑)。本はごくまれに読むのですが、特定の1冊にはまだ出会えていないんですよね。

Q4:行ってみたい場所はどこですか?佐藤:日ごろから思っているわけではないですが、オーロラが見える場所は、なんとなく行ってみたいかもしれないです。──オーロラいいですね! もし見に行けたら写真とかも撮る?佐藤:あぁ〜写真か、最近はカメラが趣味のレーサーが増えましたよね(笑)。興味はありますけど、自分はまだカメラには手を出していないので、見れたら満足かな。

Q5:もし何か新しいスキルをひとつ身につけられるとしたら、何を学びたいですか?佐藤:楽器とかですかね。僕、音楽がてんでダメなので……。──何を弾きたい?佐藤:ギターが良いなと思います。アコースティックギターとか。とくに詳しいわけでもないですし、歌を歌いたいわけでもないのですが、ギターを上手に弾けるようになってみたいような気はします(笑)。

Q6:休日もしくは暇な時間はどのように過ごすことが多いですか?佐藤:休日はトレーニングしたり、終わった後にラーメン二郎を食べたり。──終わった後に食べちゃダメじゃない?佐藤:たしかにそう(笑)。でも、自分は勝手に痩せてしまう体質なので、そこまで体重管理をしていないんですよ。なので、トレーニングとラーメン二郎とで、カロリーがプラマイゼロなのか結局マイナスなのか、よく分からないかもしれないです(笑)。──SNSではイラスト投稿が話題ですが、普段からよく描く?佐藤:いや、実はそうでもないんですよ。最近は、SF(スーパーフォーミュラ)の時には1枚描かないといけない感じも出てきちゃっているのですが、1枚描くのに結構時間がかかるんですよね……。もちろんイラストは好きですが、たくさんは描けないのが悩みですね。

Q7:人生で一番大切にしていることは何ですか?佐藤:『初心、忘るべからず』です。

Q8:どんな時に幸せを感じますか?佐藤:それは、美味しいものを食べた時ですね。二郎以外にも、カレーも結構好きですよ。

Q9:尊敬する人は誰ですか?佐藤:鈴木亜久里さんと中嶋悟さんです。──GTとSFのそれぞれのチーム監督ですね。ではレース以外だと?佐藤:レース以外は難しいな、ひとりもいないかもしれない。では、ここはなんとなくアインシュタインにしておきます(笑)。

Q10:これまでの人生で、一番の挑戦は何でしたか?佐藤:やっぱりレースですね。2018、19年にFIA F4選手権に出ていたころに、『もうこれでダメだったら、レースをやめよう』と思っていた時期がありました。その頃は、これまでのキャリアのなかでもとくに大きな挑戦だったと思います。

Q11:困難な状況に直面した時、どのように対処しますか?佐藤:特別な解決方法を決めているわけではないですけれども、理論立ててひとつずつ対策を積み上げて、確実に解決できるようにすると思います。──誰かに相談することは?佐藤:いや、それはほとんどないですね。基本はひとりで考えて、あまり周りの人には相談していないと思います。

Q12:自分の長所と短所は何だと思いますか?佐藤:長所は、まっすぐなところです。逆に言うと短所は、頑固なところ。なのでたまに、自分は良いところは伸びるけれど、逆に悪いところが直し切れないよなぁ、と反省したりもします(笑)。

Q13:子供の頃はどんな子どもでしたか?佐藤:知識欲が旺盛な子どもだったと思います。何でも知りたがるというか、聞きたがるというか。根っこの部分では、幼稚園とか保育園の頃からずっと変わっていないかもしれないですね。──よくやってた遊びとかは?佐藤:小学生のころは、よくゲームをしていました。とくにFPS(編注:1人称視点のシューティングゲーム。『ファースト・パーソン・シューティング』の略)にハマっていましたね。でも、最近はあまりしなくなりました(笑)。

Q14:他の人から、どんな人だと言われることが多いですか?佐藤:変わった人だと言われているような印象がありますね。もちろん、普段から変な人だと思われているわけではない……はずですが(笑)。──パートナーの大津(弘樹)選手からも言われる?佐藤:大津選手からはあまり言われないかも。でもおそらく、行動が面白い、みたいなことは思っているんだろうな、と思います。

Q15:動物に例えられるとしたら、どんな動物だと思いますか?佐藤:わからないですけど、猫とか?──種類は?佐藤:詳しくないから、細かくはわからない(笑)。でもどっちかというと、こじんまりとした感じですかね。──ということは、可愛い感じ……?佐藤:いやいや、可愛くはない(笑)。つねにあちこちを警戒しているというか、『シャーシャー』鳴いて威嚇してるような雰囲気かなと思います。

Q16:20回以上通っているお店かレストランを教えてください佐藤:もちろん、ラーメン二郎です。──行きつけはどの店舗?佐藤:それは言えない!(笑)──では、他におすすめの場所は?佐藤:そうですね……、ラーメン二郎の本家直系店舗はどこもおすすめなので、ここはあえて二郎系インスパイアの店を紹介すると、千葉の市原にある『ちばから』という店舗が美味しいです。ちなみに、ここも20回以上通っています。

Q17:20年以上、使っているものはありますか佐藤:自分はいま23歳なので、20年前となると3歳からですよね? 今まで使い続けているものとなると、ないかもしれない。──3歳からはさすがにないか。では、1番愛着のあるものは?佐藤:それは、ポータブルスピーカーですかね。BOSEの『SoundLink Mini』(※2013〜15年に販売)という商品なんですが、実は最近壊れてしまったんです。でも、同じ商品の新古品を探して買い替えました。──それはかなりの愛着ですね佐蓮:そう。1台目は、買ってから壊れるまで、10年ぐらいは使い続けていました。ですがもう売っていないので、新古品に買い替えたんです。今でも、どこかで売っているのを見かけたら買っておきたいかもしれない(笑)。

Q18:20年前は何をしていましたか佐藤:3歳のころは、中井インターサーキットというところで、電動カートに乗り始めましたね。──3歳からはかなり早いですね。でも、最初が電動カートとは意外です。佐藤:というのも、まだキッズカートにも乗れない年齢だったので、電動にしか乗れなかったんですよね。その時は、電動カートでミニコースをぐるぐる回って遊んでいるだけでした。ですが、4歳からはもうキッズカートに乗り始めましたよ。

Q19:20年前の自分に言いたいことは佐藤:『この先、いろいろあるけど頑張れよ』と言いたいかな。──3歳児には何のことか分からないかも?佐藤:まあ、確かに意味がわからないかも(笑)。それでも、いろいろあるけど立ち向かえよ、と言っておきたいですね。

Q20:20年後にしていたいこと佐藤:きっとレースを続けていると思います。ですが、SFやGTで引退するタイミングが来たときには、山本尚貴選手やロニー・クインタレッリ選手のように、周囲から祝福されるような選手になりたいです。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

 クールな印象はそのままに、ラーメン二郎巡りやスピーカーの話題では熱い部分も感じられるインタビューとなりました。次回の『20の質問で丸わかり』もお楽しみに!


●プロフィール 佐藤蓮(さとう・れん)

2017・18年に全日本カート選手権OKクラスを連覇後、2018年にはFIA-F4選手権に初参戦し7位。翌年19年にはチャンピオンに輝く。2021年はスーパーGT300クラスで4位、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権は総合3位。22年はステップアップしてTEAM GOHから全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦し、第9戦鈴鹿で初表彰台に登壇し、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得する。23年シーズンはTCS NAKAJIMA RACINGに移籍し、2025年も同チームから参戦。スーパーGTでは、2024年からARTAよりGT500クラスに参戦中。

[オートスポーツweb 2025年06月03日]

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定