渡邉美穂、“青年期失顔症”の難役に挑戦「痛いほど共感できました」　バスケの腕前も披露

　7人組グループ・IMP.の佐藤新と俳優の渡邉美穂がW主演を務める映画『青春ゲシュタルト崩壊』（6月13日公開）の新場面写真、メイキング画像、間宮朝葉（渡邉）のキャラクター予告映像が3日、公開された。

【写真】経験者の貫禄！バスケに励む渡邉美穂

　原作は、スターツ出版が運営するケータイ小説サイト『野いちご』で話題となった丸井とまと氏による同名小説。「個性を押し殺し、他人に合わせて自分を見失うこと＝自分の顔が見えなくなる」と原作で表現される“青年期失顔症”になった女の子が、新たな出会いを経て成長していく物語となる。

　派手な見た目と乱暴な態度で教師から目をつけられているが、人一倍“痛み”に寄りそえる高校2年生の朝比奈聖を佐藤、ある日、自分の顔が認識できない青年期失顔症になってしまう朝葉を渡邉が演じる。

　自身と朝葉が“似ている”と明かす渡邉は「私も思っていることとか、抱えていることを人に言えないタイプなので、痛いほど共感できました」と役柄と共鳴する部分が強かったと語る一方、「今まで演じた役の中で一番むずかしかった。自分に似ている部分もすごくあるんですけど、だからこそ、自分ではない朝葉という存在をすくい上げるのがやりがいでもあったし、課題でもありました」と、自身にとって最高難度のキャラクターを演じた撮影を振り返った。

　実際に現場に入るまでは、なかなかその役柄をつかみきれなかったという渡邉。劇中では、これまでの渡邉の印象をガラリと変える、繊細で深みのある演技を見事に披露している。心の機微をリアルに表現し、俳優として一皮も二皮もむけた新たな表情を見せている。

　今回解禁された場面写真からも、その様子は一目瞭然。どこか沈んだ表情で学校生活を送る朝葉の姿や、なぜか髪を濡らし母親の腕の中で涙を流す場面を捉えたエモーショナルな写真、W主演を務める佐藤との駄菓子屋での2ショットも解禁された。メイキング写真では、バスケをしている姿も。渡邉自身、学生時代は朝葉と同じバスケ部に所属していたといい、撮影前には役作りとして公園で自主トレに励んでいたそう。撮影時にも、同じバスケ部の共演者や佐藤に、その経験を活かしてアドバイスもしていた。真摯な姿勢で役と向き合う渡邉の人柄と、妥協を許さない俳優魂が垣間見える貴重な写真となっている。

　さらに、朝葉版キャラクター予告映像も到着。朝葉版のキャラクター予告では、同級生たちの顔色をうかがい自分に自信を持てなかった朝葉が、「これまでと変えなくていいの？」という聖のひと言をきっかけに前を向き、自分自身と向き合っていく姿が描かれている。不器用だけどストレートに届ける聖の嘘のない言葉に突き動かされ、これまで自分を押し殺してきた朝葉が本当の想いを届ける。そんな2人の姿に勇気をもらい、ありのままの自分に寄り添いながら、一歩を踏み出すことができるような作品になっている。

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