中小小売りへ資金繰り支援要請＝備蓄米随意契約で、地銀協などに―小泉農水相

　小泉進次郎農林水産相は３日、農水省で全国地方銀行協会の秋野哲也会長（常陽銀行頭取）、全国信用金庫協会の平松広司会長（かながわ信用金庫会長）とそれぞれ面会し、備蓄米の随意契約を結ぶ中小小売業者への資金繰り支援などを求めた。地銀協の秋野氏は、「大事なお客さまだ。一生懸命お手伝いしたい」と応じた。

　随意契約は、契約時に一括で代金を支払う。全信協の平松氏は面会後、記者団の取材に応じ、「現金が先に必要になるので、そのときに手元不如意の方々も若干いるかもしれない」と述べ、積極的に取引先の相談に応じる方針を示した。