FRUITS ZIPPER、3周年記念ライブに1万8千人集結 涙&新たな宣言も【ライブレポ】

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2025年06月04日 10:49  モデルプレス

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モデルプレス

「FRUITS ZIPPER 3rd ANNIVERSARY 超めでたいライブ -さん-」より/PHOTO:ヨシモリユウナ、森好弘、高田梓
【モデルプレス=2025/06/04】FRUITS ZIPPERが6月3日、さいたまスーパーアリーナにて「FRUITS ZIPPER 3rd ANNIVERSARY 超めでたいライブ -さん-」を開催。約18,000人のファンが会場に集結し、デビュー3周年をお祝いした。ここではその模様をレポートする。

【写真】FRUITS ZIPPER、美脚際立つミニスカ衣装

◆FRUITS ZIPPER、デビュー3周年記念ライブ開催

アソビシステムが手掛ける、アイドル文化を世界に向けて発信するプロジェクト「KAWAII LAB.」より誕生したアイドルグループ FRUITS ZIPPER。東京体育館、日本武道館、Kアリーナ横浜、そしてさいたまスーパーアリーナに立つなどデビュー3年目とは思えないスピードで成長し、令和のアイドルシーンを牽引する存在になっている。

そんな彼女たちの3周年をお祝いしたいと会場にはファンが集結。開演前から会場の熱気が高まっており、まだかまだかとファンたちがライブを心待ちにしていた。突如会場が暗転し、ペンライトから放たれた7色の光が会場中にきらめくと、2024年に行われたライブツアーでファンから沢山のメッセージをもらったオブジェとともにメンバーが登場。3段ケーキをイメージしたキュートな衣装に身を包み、大切な日に会場まで駆けつけたファンを出迎えた。「超めでたいソング 〜こんなに幸せでいいのかな?〜 」からライブが幕を開け、会場中が祝福ムードに包まれる。「ぴゅあいんざわーるど」「ハピチョコ」と人気曲を立て続けに披露し、スタート早々最高潮の盛り上がりを見せた。

◆FRUITS ZIPPER、最新ソング「さん」も披露

最初のMCでは会場に集まったファンにメンバーが挨拶。櫻井優衣は「アイドルとして、とってもとっても憧れだったさいたまスーパーアリーナに立つことができて本当に嬉しいです」と念願の地でライブができたことに喜びを見せる。松本かれんは「(今日のライブを)楽しむために7時間半いっぱい睡眠してきました!」と3周年ライブへの気合いを伝えた。

「世界はキミからはじまる」「ずっと、ずっと、ずっと!」ではトロッコに乗って、ファンが待つ客席へ近づく。メンバーが目の前を通るたびに大きな歓声があがり、会場がヒートアップする。ステージに戻ると、デビュー当時からFRUITS ZIPPERを支え、ブレイクのきっかけにもなった代表曲「わたしの一番かわいいところ」をパフォーマンス。当時と変わらない魅力がありつつも、成長した姿をファンに見せた。この勢いのまま、3周年を記念して制作された最新ソング「さん」を披露。この楽曲はこれまでFRUITS ZIPPERの代表曲を手がけてきたヤマモトショウと、数々のアーティストに楽曲提供を行っているコモリタミノルが初タッグを組んで制作。沢山の“さん”が楽曲内に詰め込まれており、聞けば聞くほどお気に入りの“さん”を見つけることができる。

続くライブパートでは、可愛いだけじゃないクールなFRUITS ZIPPERに一変。「BABY I LOVED」で仲川瑠夏が艶やかな歌声を披露したかと思うと、「We are Frontier」では力強いボーカルをアリーナ中に響かせる。これまでにない大人っぽい姿に驚く暇もなく、ケーキのホイップをイメージした新衣装に着替えたメンバーたちがトロッコに乗って再登場。「フルーツバスケット」「かがみ」「NEW KAWAII」と、話題曲を連続で披露した。なお、この3曲のパフォーマンスはスマートフォンでの動画撮影がOKとなっており、メンバーたちの姿はSNSを通じて全世界に発信されている。ライブを生で観ていない人も、“#ふるっぱー”のタグで検索をすると会場の熱量を動画を通じて感じることができる。

◆FRUITS ZIPPER、涙ながらに怒涛の日々振り返る

ライブはまだまだ終わらない。「映画おしりたんてい スター・アンド・ムーン」の主題歌を務め、シングルウィークリーランキング1位を獲得した「KawaiiってMagic」では、今までのFRUITS ZIPPERとはまた違う可愛さが引き出されており、その様子にファンも魅了される。続く「Going!」ではパフォーマンス前に振り付けをファンにレクチャー。早瀬ノエルが「今日1番のパワーを届けてください!」と叫ぶと、会場内の熱気が急上昇する。メンバーとファンが一体となり、さいたまスーパーアリーナを大きく揺らした。盛り上がりを見せるなか、「RADIO GALAXY」「CO-個性」が続き、大音量の掛け声がアリーナ中に響く。「スターライト・ヴァルキリー」ではこの盛り上がりを具現化したかのような火柱がステージに立ち上がり、ファンもそれに呼応する。一方で、その炎はデビューから今日まで急スピードで成長を続けてきた彼女たちを象徴するかのようにも見え、いつまでも勢い衰えず、熱く、そして高く燃えあがっていた。

本編ラストパフォーマンス前、仲川は「3年間振り返ると本当に幸せなことばっかりだったな」と、涙を浮かべながら今日までの怒涛の日々を振り返る。その上で、どんな辛い時でも熱いパワーで背中を押してくれて、沢山の夢を叶えさせてくれたファンに対して「みんなにも夢を持ってほしいし、みんなにも幸せになってほしいから、そんな選択をする時に私たちが背中を押す存在になれたらいいなって思っています」と、精一杯の感謝を伝えた。さらに、「東京ドーム行きたいよね!」と新たな夢を語り、「私たちはこれからも歌い続けます!」と4年目の覚悟を、「完璧主義で☆」の熱いパフォーマンスとともにファンに届けた。

◆FRUITS ZIPPER“新たな宣言”で会場沸かす

ライブ本編が終わると、休む間もなく客席からアンコールが鳴り響く。声援はボリュームを下げることなく発せられ、そんなファンからの愛情を受け取り、メンバーたちがステージに再登場。ライブではお馴染みの集合写真撮影を行い、「君の明るい未来を追いかけて」「虹」をまだまだ尽きることのないFRUITS ZIPPERの夢と、ここまで応援してきてくれたファンへの感謝をパフォーマンスに込めて披露した。ラストには最新曲「さん」を再度パフォーマンス。今日まで支えあってきたメンバー同士がステージ上で抱きしめ合う場面には客席のファンからも思わず笑みや涙がこぼれていた。過去にさいたまスーパーアリーナのステージに立ちたいとファンの前で宣言していた松本かれんは「(夢を)みんなと一緒に叶えられてすごく嬉しいです!」と喜びを見せる。そして、「みんな、東京ドームにも行こうねー!」と新たな宣言をし、客席を沸かせた。そんな多幸感に包まれるなか、2時間以上に渡る3周年ライブは盛況のまま幕を閉じた。

小さなライブハウスからスタートし、さいたまスーパーアリーナを超満員で埋めたFRUITS ZIPPER。これまでの努力が着実に実を結び、今では老若男女問わず沢山の人々に笑顔を与える存在へと成長した彼女たち。しかし、まだまだ7人の夢は続いていく。これまで無謀だと周りから言われていた目標をたゆみない努力でどんどん達成していく姿に、4年目のFRUITS ZIPPERは我々をどんなステージへ連れていってくれるのか。

なお、今回の公演にて10月4日・5日に千葉・幕張メッセ、11月15日・16日に大阪・インテックス大阪での単独イベント開催が発表された。(modelpress編集部)

◆「FRUITS ZIPPER 3rd ANNIVERSARY 超めでたいライブ -さん-」セットリスト

M1 超めでたいソング 〜こんなに幸せでいいのかな?〜
M2 ぴゅあいんざわーるど
M3 ハピチョコ
M4 うぇるかむとぅ〜ざ♡ふるっぱー!
M5 世界はキミからはじまる
M6 ずっと、ずっと、ずっと!
M7 好き、お願い
M8 わたしの一番かわいいところ
M9 さん
M10 BABY I LOVED
M11 We are Frontier -Remix ver-
M12 フルーツバスケット
M13 かがみ
M14 NEW KAWAII
M15 KawaiiってMagic
M16 Going!
M17 RADIO GALAXY
M18 CO-個性
M19 スターライト・ヴァルキリー
M20 完璧主義で☆
EN1 君の明るい未来を追いかけて
EN2 虹
EN3 さん

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