
【写真】旅立つ次郎(中島歩) のぶ(今田美桜)はカメラを託される
ある日、のぶと次郎はカメラを持って朝田家を訪れる。家族で穏やかな時間を過ごすと、その帰りの列車の中でのぶは次郎に、戦争が終わったらしたいことを打ち明ける。
そしてやってきた次郎の出発の日。玄関で準備をする次郎に、のぶは「大切な相棒を忘れてますよ」とカメラを手渡す。次郎は一旦受け取るものの考え直した様子で「これは置いていく。君が使ってくれ」と応じる。
そんな夫の様子を見たのぶは「次郎さん、何かうちに話してないことあるやろ?」とポツリ。これまで次郎が言いかけては飲み込んできた言葉について改めて問いかける。
すると次郎は、今後の航海は予定通り戻って来られるかわからないと説明し「もし、僕の身に何かあったら、代わりに君が夢をかなえてほしいがや」と真剣に語りかける。そして次郎が戦争について、日本が勝てる見込みが少ないと話すと、のぶは猛然と怒り始める。これに次郎はタジタジとした様子で「君の生徒らあの気持ちが少しわかった」と苦笑する。
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