窪塚愛流「テレビに触れず育った」NHKドラマ「あおぞらビール」初主演で“らしさ”アピール

窪塚愛流（21）が4日、都内のNHKで行われた主演ドラマ「あおぞらビール」（16日開始、月〜木曜午後10時45分、全32話）試写会・会見に出席した。NHKドラマでの初主演について聞かれ「そもそも、あんまりテレビを見ないというのがあった。テレビに触れてこず、育ってきた」と、テレビと接点が少ない中、成長してきたと明かした。

「あおぞらビール」は作家森沢明夫氏の「あおぞらビール」と、続編「ゆうぞらビール」からユニークな登場人物やエピソードを引用しつつ、脚本家・森ハヤシ氏のオリジナルキャラクターも交えて制作。窪塚は「人生の豊かさは、大自然の中、青空の下で、キンキンに冷えたビールを飲んだ回数で決まる」がモットーのアウトドア自由人・鯖田大文学部4年の森川行男を演じた。

窪塚は、公共放送であるNHKドラマについて、どういう印象を持ち、どういう思いで主演を張ったかと聞かれると「そもそも、あんまりテレビを見ないというのがあった。テレビに触れてこず、育ってきた」と語り出した。NHKについては「存在は知っていたので…今回、お話をいただいた時、最初、ビビリ…やらせていただきたいという気持ちはあったものの」とオファー当時の思いを振り返った。

そして「顔合わせした時、地に足がついてなかった。大役を任せていただいたとか、主演だからじゃなく。僕しかできないことを、役を通して演じよう…たった1つの気持ちを持って」と作品に臨んだ思いを語った。

森川の同級生・三条弥生役の豊嶋花（18）は「愛流にしかできない」と笑顔で絶賛。演出の一色隆司氏は「窪塚愛流の代表作にするつもりで撮っています」と力を込めた。

森川は、藤岡真威人（21）演じる就活に苦戦する同級生の八木拓馬を説き伏せ、南出凌嘉（19）が演じるアルバイト先の友人・松宮一朗太も誘い「コンドームメーカーが開発したゴムボートで川の上流から海までこぐ」冒険をやろうと提案。3人で千葉の山奥の河原にテントを張り、挑戦する。川下りやキャンプ、アウトドアでの調理シーンも出てくるが、撮影の中心はiPhoneを駆使して行っているという。

会見には、キャンプ歴5年の上級キャンパー大山千晶役の佐藤江梨子（43）も出席した。