立花孝志氏=2024年10月、神戸市中央区 昨年11月の兵庫県知事選を巡りSNSで県議の名誉を傷つける投稿をしたなどとして、県警は4日、政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首(57)を名誉毀損(きそん)や威力業務妨害、脅迫の各容疑で書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。
知事のパワハラ疑惑などを調べる県議会調査特別委員会(百条委員会)の委員長を務めた奥谷謙一県議(39)が同月、刑事告訴するなどしていた。
捜査関係者によると、送検容疑は昨年10月31日から同11月1日にかけて、SNS上に「悪いのは奥谷県議だ」などとする趣旨の内容を複数投稿。同月3日には神戸市内にある同県議の自宅兼事務所前路上で街頭演説し、「出てこい奥谷」「あまり脅して自死されても困る」などと発言した疑いが持たれている。
書類送検を受けて立花氏はX(旧ツイッター)で、「無罪を確信していますので、ご安心下さい」と投稿している。