「生レアさんLIVE 2025 若林が聞きたい地上波NGの夜」の模様(C)テレビ朝日 お笑いコンビ・オードリーの若林正恭と、弘中綾香アナが出演するテレビ朝日系バラエティー番組『激レアさんを連れてきた。』が、番組初となるイベント「生レアさんLIVE 2025 若林が聞きたい地上波NGの夜」を3日、東京・昭和女子大学 人見記念講堂で開催した。番組のコンセプトである「激レアな人生経験を持つ人=激レアさん」の中でも、内容は面白いものの地上波では紹介できなかったエピソードを一挙に公開。これまで放送で扱えなかった理由がある“訳アリ”な激レアさんが多数出演を果たした。
【ライブ写真たくさん】念願の若林に会えてハートポーズを作る加藤史帆 イベント前の影ナレは、番組でもナレーションを担当しているルシファー吉岡が務めた。これまでの足跡を伝えるVTRが流れた後、若林と弘中が登場すると、会場満員の2000人から歓声が上がった。弘中アナが「本当に埋まりましたね」と感慨深げに語ると、若林も「人気番組ですね(笑)」としながらも「オープニング(のVTR)見たら、順風満帆なわけではない」と笑わせる中、山本雪乃アナが中継で登場し“開会の儀”が行われた。
激レアさんを見守る客員研究員には、加藤史帆、ホラン千秋が登場。日向坂46時代から、若林への“好意”を寄せていた加藤はハートマークを作りながら「(若林の)となりに座れてうれしいです!お久しぶりです」とアピール。また、影ナレを担当していたルシファーもステージ上に登場すると、実はルシファーと弘中アナが“初対面”であることが明かされるなど、冒頭から盛り上がりを見せた。
最初に登場したのは、さまざまな理由があって、地上波では放送できなかった4人の激レアさん。1人目の激レアさんから衝撃的なエピソードで、ホランもたまらず「私(『Nスタ』で)ニュース読んでいたかも!」と思わず口にするほど。「かわいそうすぎて逆に引かれると思った」という理由から、地上波での起用を見送った激レアさん、「あまりに描写がバイオレンスすぎる」激レアさん、大人の事情によって見送った激レアさんなど、強烈なインパクトを放っており、若林のラベリングも冴え渡った。
さらに、昨年に番組への出演を果たしたものの、若林が「絶対に許さない人」とのラベリングをした「AI若林」の作成者も再び登場。「AI若林2.0」の実力を試そうと、質問を受け付ける企画も行われ、加藤は「めちゃくちゃ若林さん言いそうだなって思いました!こういうアプリ出した方がいいですよ。私ダウンロードします」と声を弾ませる一幕もあった。
濃密な時間が続く中、若林が話を聞いてみたい激レアさんとして、ラッパーの般若とRed Eyeが登場。若林が「『来てくれるかな』って言ったら、本当に来てくださって。このお2人しか名前を出してない」と待望のゲストに喜びを語る中、地上波では流せないようなディープなエピソードも次々に登場した。
イベントも終盤に差し掛かった際、若林・弘中アナ・ホランが一旦退場すると、これまた激レアなルシファーと加藤による“つなぎ企画”。加藤のルシファーそっくりな「激レアさん」コールも飛び出した。準備が整ったところで、白衣姿に着替えた若林が登場すると、普段は弘中アナが担っている“プレゼン”に初挑戦。「ほかの番組で度々名前を出してもカットされるけど、この番組だけは絶対に使ってくれる人」として、Hi-Hiの岩崎一則を迎えて、「こんなふうな考え方でも生きていけるんだ」という発見もある“岩崎伝説”をプレゼンした。
充実感たっぷりの2時間半のイベントは、大盛況のうちに終了。イベント後、若林、弘中アナ、加藤、ホランが取材に応じた。
――イベントを終えての率直な感想をお願いします。
【弘中綾香】やっぱり、観客の皆さんからもらうエネルギーというか、発されるものもあったので、私も負けずに頑張るぞと思っていたら、あっという間で。ちょっと今、疲れちゃいました(笑)。配信で見返して、こういうところが楽しかったなと確認したいです。
【若林正恭】けっこう、この番組は収録もライブ的だと思うんです。弘中ちゃんのプレゼンで進んでいくから、こういったイベントとの相性がいいなと思って。これは何度もできるなと思ったので、テレ朝さんの上層部も喜んでいると思います(笑)。
――加藤さんは久しぶりの若林さんとの対面でしたね。
【加藤史帆】1年ぶりくらいで!うれしかったです。
【若林】いや、うれしいんだけど(関係性を知らない)お客さんが不思議そうな顔をしてたよ(笑)。
【加藤】前回『激レアさん』出させてもらった時も、YouTubeの方でトークをけっこう載せていただいていて。「一緒にディズニーランド行きたい」とか…。
【若林】いや、記事にすると、変な感じになるから(笑)!
【加藤】今回のイベントもすっごく楽しくて、テレビでは聞けない刺激的な激レアさんがたくさんいらっしゃったので、本当に勇気と活力をいただきました。
【ホラン千秋】私は、自分自身の興味本位でいうと、ハードな話であればあるほど興味が沸くのですが(ストッパー役を期待されていたことから)これは配信であっても載せられないかなという優等生な部分があって、そこの葛藤がありました。きょういらした激レアさんは、ノンフィクションにふと行って、また激レアさんに戻ってくるっていうような感じで、その幅の広さも面白くて、ぜひ見ていただきたいです!
――若林さんは初プレゼンも経験されました。
【若林】「いつかは…」という気持ちがあって、それが実現できたのはうれしかったんですけど、テーマ的に、お客さんの表情見てたら、半々なんですよね。目を輝かせている人と、早く巻きで行ってほしいという目をしている人が(笑)。だから、若手の頃を思い出しました。でもこの番組だけが(自分がトークをした時に)岩崎さんの宣材写真を使って、そのくだりを放送してくれるんですよ。だから、これは今回チャンスきたなと思って、この仕事でまたオレも、もうワンステップ上げるくらいの気持ちでした(笑)。ただ、正直リハの方が2人ともよかったんですよ。スタッフ笑いを信用しすぎて、おじさんばっかり笑わせていてもしょうがないと思いました(笑)。
――アーカイブでの配信もありますが、自分が見返したい場面はありますか?
【加藤】岩崎さんのところです!若林さんが言っていた通り、自分ももうちょっと気楽に生きようと。落ち込んだ時は、絶対リピートしたいなと思いました。
【若林】いやーありがたい。なかなか、この世界にいると「売れたくない!」っていう人に出会わないから。
【ホラン】岩崎さんが特技の「口ドラム」をやっている時の若林さんの表情を、ぜひ見たもらいたいです(笑)。いっぱい、カメラで抜いていてほしい。
【若林】あの後に、ある演出があったじゃないですか?なんか、賞レース優勝したような気持ちになりました(笑)。美しい光景でした。
【若林】あと、AI若林は前回と比べてけっこう進化していたんですよ。ただ、結論としてやっぱりホンダを許せないという気持ちになりました(笑)。
――みなさんが、今後「この人の話を聞きたい」という激レアさんはいますか?
【加藤】私は、ビックスモールンさんの話を聞いてみたいです。オードリーさんのラジオでもたくさん出てくるので。
【若林】とってもうれしいんだけど、岩崎と同じ感じになる(笑)。
■「生レアさんLIVE 2025 若林が聞きたい地上波NGの夜」
配信チケット販売期間:7月2日まで
アーカイブ配信期間:7月3日まで
チケット価格:3000円
プラットフォーム:テレ朝動画/PIA LIVE STREAM