『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』ⓒ 2024 PLUS M ENTERTAINMENT AND SHOWBOX CORP. ALL RIGHTS RESERVED.韓国映画『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』の聖地巡礼ができる、韓国のユースカルチャーのいまが分かるスポットをご紹介。
本作は、他人の目を気にせず自由奔放に生きるジェヒ(キム・ゴウン)と、ゲイであることを隠し孤独に生きるフンス(ノ・サンヒョン)。正反対の2人が出会い、同居したことから始まる、「自分らしい生き方」を見つける物語。
出会いはキャンパス
ジェヒとフンスが出会った大学のシーンは、2か所で撮影。1つは、東大門区にあるソウル市立大学。主に外ロケを敢行し、緑に溢れたキャンパスで、ドラマの撮影でも多く使用されている。周囲には大学が集まっており、地下鉄1号線「清涼里」駅からバスで5分ほどだ。
一方、教室内の撮影は、徳成女子大学校で。ソウル中心地から少し離れた道峰区にあり、落ち着いた環境で国際交流にも力を入れている学校。
行きつけクラブは5か所
旅行客にも人気の弘大エリア
芸術系大学・弘益大学を中心とし、街全体にアートな雰囲気が漂い、おしゃれなレストランやカフェが立ち並ぶ、観光スポットとしても人気のエリア。夜遊びスポットとして、週末はクラブ通いの若者で賑わう。
撮影で使われたのは、EDMやHIPHOPが中心で、有名DJも登場する大箱「CLUB.G1」、韓国ドラマにも度々登場する「CLUB TRACK」、そして「Shark pub」(いずれも麻浦区)。また、うっかりお揃いのタトゥーを入れるショップは「jangsumalbeo1」。
「jangsumalbeo1」から程近い場所にある、ジェヒが弁護士の恋人と出会うバー「Bar Kian」(麻浦区)も注目。煉瓦造りのような内装が特徴的で、店内にはレコードが流れる。
梨泰院エリア
世界中の文化がミックスされ、屋台グルメからおしゃれなカフェ、ショッピングやナイトクラブまで楽しめる梨泰院。
フンスが通うゲイ・ナイトクラブとして「Eagle Seoul」と「GYM CLUB SEOUL」(※いずれもゲイオンリー)で撮影が行われた。2人が共同生活を送るアパートメントも、梨泰院エリアで撮影されている。
ファッションにも注目/富裕層エリア・江南区
2人のショッピングシーンが撮影されたのは、韓国発のストリート系セレクトショップ「ALAND」。リアルな韓国最旬トレンドをチェックできる人気ショップで、日本でも渋谷・大阪・埼玉に店舗を構えるほか、通販も展開している。
また江南区には、社会人となったジェヒが、会社の飲み会で訪れる居酒屋もある。「Osu Yangpuni Dongtae Jjigae」は、その名の通りスケトウダラのトンテチゲ専門店。地元民に愛されるお店で、グループでの集まりに最適。無意識なままに繰り出される上司や同僚の理不尽で不躾な言葉に晒される毎日。しかし、それまでの我慢や同調をやめて、再び自分を取り戻すことになるきっかけとなるのがこの場所となっている。
勉学に勤しみながらも、クラブでハメを外し、酒にのまれ、恋をして笑って泣いて――青春時代を送った2人の行きつけスポット。韓国旅行の際には、そんな軌跡を辿ってみるのもいいかもしれない。
『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』は6月13日(金)より全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)