映画『夏の砂の上』(7月4日公開)(C)2025映画『夏の砂の上』製作委員会 俳優のオダギリジョーが主演・共同プロデューサーを務め、高石あかり(※高=はしごだか)、松たか子、満島ひかり、高橋文哉らが共演する映画『夏の砂の上』(7月4日公開)より、登場人物たちの関係性を描いた3種の特別映像が公開された。
【動画】映画『夏の砂の上』キャラクター映像3本 本作は、「読売文学賞」戯曲・シナリオ賞受賞の松田正隆による戯曲を、玉田真也が監督・脚本を手掛けて映画化。昨年9月に、全編オール長崎ロケで撮影された。
治(オダギリ)と優子(高石)の共同生活を切り取った「叔父と姪編」では、アルバイト先での人間関係がうまくいかず、思い悩む優子に「気に入らない人と話しても楽しくないだろ」と、不器用ながらも必死に父親代わりを務めようと優子に向き合う治の姿が描かれている。そんな治の不器用な優しさを受け、優子も次第に心を開いていく。未だ息子を亡くした深い悲しみから立ち直れずにいる治に寄り添う優子の姿も。痛みを抱えた2人の関係性が少しずつ変化していく様子がうかがえる。
「夫婦編」は、治と別居中の妻・恵子(松)の関係性を映したもの。恵子は、息子を亡くした悲しみからなんとか立ち上がり人生を歩き出したいが、同じ方向を向いて歩むことができない治に対し、いら立ちを募らせている。息子と3人で暮らした幸せな日々が記録されたアルバムを手に、治は「自分たちに本当に子どもがいたのだろうか」と恵子に問いかける。修復がつかない所まできてしまった夫婦がたどり着く先とは――。
また、「恋編」では、優子と優子に思いを寄せるアルバイト先の先輩・立山(高橋)との恋模様が描かれる。東京からやってきた年下の大人びた優子にひかれる立山は、休日の度に優子を誘い、街に出かけるようになる。立山に被るようすすめられた麦わら帽子をかぶり、立山と並んで歩く優子。愛されることに慣れていない優子は、まっすぐに想いをぶつけてくる立山に対していつもどこか所在なさげ。二人の恋の行方も本作の見どころだ。
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