「波うららかに、めおと日和」©フジテレビ「問題ありません」が口ぐせ、恋に不慣れで不器用な海軍中尉・江端瀧昌を「波うららかに、めおと日和」で演じている本田響矢が大ブレイク中だ。
プライムタイムの地上波連続ドラマにレギュラー出演するのは今回が初めてという大注目俳優は、軍服も凛としてよく似合い、主演の芳根京子とともに“ハートフル・昭和新婚ラブコメ”にすっかり馴染んで、回を追うごとに話題を呼んでいる。
本田は「男子高生ミスターコン2016」でグランプリを獲得し、「Popteen」のメンズモデルとして活動しながら2017年にドラマ「セトウツミ」で俳優デビュー。
“昭和”が舞台といえば、2024年のNHK連続テレビ小説「虎に翼」(NHKオンデマンド配信中)で、寅子の学友・梅子(平岩紙)の成長した三男・大庭光三郎として第13週に登場するや、その美麗さと衝撃の展開で注目を集めた。
その一方、「明日、私は誰かのカノジョ・特別編」(Disney+配信中)では、ゆあ(齊藤なぎさ)を夜の街の仕事に誘うスカウト・牧由人として原作にないオリジナルキャラクターながら鮮烈な印象を残す。
そんな本田が、事務所の先輩である高橋文哉が企画プロデュースする縦型ドラマレーベル「FANFARE(ファンファーレ)」のオーディション記念座談会で俳優人生で一番刺激を受けた作品として挙げたのは、ABEMAオリジナル連続ドラマ「ANIMALS‐アニマルズ‐」。
鈴木愛理演じる主人公・鹿森海と恋におちる年下カメラマン・長嶺風緒として一途な姿を見せた。
そして今回の「波うららかに、めおと日和」では、昭和11年を舞台に交際0日婚から始まる、ピュアすぎて初々しくもじれったい“うぶキュン”な新婚夫婦を芳根とともに好演。
かと思えば、「孤独のグルメ」企画者によるBS-TBS 木曜ドラマ23「すぱいす。」(U-NEXTほか配信中)では、ノリだけで生きてきたキッチンカーの無気力ドライバー・北野祐樹として今どきの青年を演じている。
「(瀧昌と)完全に別人!表情?声のトーン? 笑顔も違う!」とその振り幅も沼る魅力で、7月のファンミーティングは追加公演が決まるほどの人気ぶり。秋には音楽劇「エノケン」で7年ぶりの舞台に挑むなど、今後が最も期待される若手俳優に躍り出た。
完全に別人…昭和から令和を自在に行き来するブレイク俳優
☆本田響矢 プロフィール
生年月日:1999年6月20日生まれ
出身地:福井県出身
☆主な出演作
「セトウツミ」(2017、ドラマ)
「星屑リベンジャーズ」(2018、ドラマ)
「絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男」(2021、ドラマ)
『MIRRORLIAR FILMS Season1』「充電人JUDENCHU」(2021、短編映画)
「私が獣になった夜〜好きになっちゃいけない〜」シーズン3(2022、ドラマ)
「ANIMALS-アニマルズ-」(2022、ドラマ)
「青春シンデレラ」(2022、ドラマ)
「明日、私は誰かのカノジョ Season2」(特別編)(2023、ドラマ)
「私と夫と夫の彼氏」(2023、ドラマ)
「セレブ男子は手に負えません」(2024、ドラマ)
「ブラックガールズトーク」(2024、ドラマ)
「彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる」(2024、ドラマ)
「恋愛バトルロワイヤル」(2024、ドラマ)
「私は整形美人」(2025、ドラマ)
「風のふく島」(2025、ドラマ)
木曜劇場「波うららかに、めおと日和」は毎週木曜日22時〜フジテレビ系にて放送中
第7話あらすじ(6月5日放送)
江端なつ美(芳根京子)と瀧昌(本田響矢)はなつ美の実家で想いを深め、自分たちの家に戻った夜、同じ布団でむつみ合う。翌朝、昨夜のことを思い出し、恥ずかしさでいっぱいのなつ美は、食事の支度も気もそぞろ。みそ汁はしょっぱく、ご飯やおかずもことごとく失敗する。一方の瀧昌も、昨夜のことを思い出して心中穏やかではなく、しょっぱいみそ汁をぎこちなくすする2人。
年の瀬が近づいてきたある日。柴原郁子(和久井映見)は瀧昌にも大掃除を手伝わせたらいいと言うが、なつ美は瀧昌に頼むことができない。踏み台に乗って重い荷物を仕舞おうとしたなつ美がバランスを崩して荷物を落としそうになった瞬間、瀧昌が荷物をキャッチする。「家族なんだし頼ってほしい」と話す瀧昌に、遠慮がちに神棚の掃除をお願いするなつ美。瀧昌から海軍の号令のような指示をしてほしいと提案され、なつ美は戸惑いながらも指示をすることに。
数日後、なつ美たちの家で餅つきが行われ、芳森芙美子(山本舞香)と深見龍之介(小関裕太)も訪ねてくる。2人の仲を取り持ちたいなつ美は、一緒に酒の買い出しに行くようお願いする。買い出しの道中、2人は八百屋の店先で少年がりんごを盗んでいるのを目撃する。少年の代わりに代金を払う芙美子。逃げようとする少年に対し、深見は意外な一面を見せ…。
(上原礼子)