赤沢亮正経済再生担当相=4日、首相官邸 赤沢亮正経済再生担当相は5日午前、トランプ米政権の関税措置見直しを巡る5回目の日米閣僚級交渉に臨むため、米ワシントンに出発した。羽田空港で記者団の取材に応じた赤沢氏は、「引き続き米国の一連の関税措置について見直しを求めることを強く申し入れる」と強調した。
赤沢氏は同日から4日間の日程で訪米。今月中旬の先進7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせた日米首脳会談での合意を視野に交渉を急ぐ方針で、訪米は3週連続となる。赤沢氏は交渉相手に関し「誰になるかはまだ調整中だ」と指摘。米国が複数の貿易相手国に「最善交渉案」を示すよう求める書簡を送ったとされることについては、「現時点で日本政府が受けている事実はない」と述べた。