北海道は気温が平年より高めの1か月 暑さや紫外線への対策を

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2025年06月05日 16:18  日本気象協会

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日本気象協会

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本日5日、札幌管区気象台から最新の1か月予報が発表されました。北海道付近は暖かい空気に覆われやすいため、気温は平年よりも高い見込みです。特に期間の1週目は、平年よりかなり高くなる可能性があります。日照時間と降水量は、ともにほぼ平年並みの見込みです。

1週目(6月7日〜6月13日) 気温は高く、変わりやすい天気に

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1週目の天気は数日の周期で変わり、気温は各地とも平年より高い見込みです。

6日金曜日は道北と道央は雲が広がりやすく、昼頃は一時的に雨の降る所があるでしょう。大雨にはなりませんが、外出の際は、雨具があると安心です。一方、道南方面と道東方面は広く晴れ間がある見込みです。
7日土曜日以降は広く晴れ間が出ますが、気圧の谷の影響で、一時的に雨の降ることが多くなりそうです。半日おきに晴れたり、雨が降ったりと変わりやすい天気となるでしょう。

最高気温は全般に平年より4℃ほど高くなる見込みです。札幌や帯広など内陸では夏日となる所もあるため、喉が渇いていなくてもこまめに水分を補給するなどして、熱中症対策を行って下さい。

2週目(6月14日〜6月20日) 本格的な暑さを迎える前に、暑熱順化を

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2週目の気温も平年より高めで経過し、天気は数日の周期で変わる見込みです。
今年の夏も暑くなる予想ですが、まだ6月だからと油断はできません。北海道でも6月に真夏日が複数回観測されるのは珍しくありません。札幌でも2021年には6月11日に最高気温が30.6℃まで上がるなど、6月中旬でも真夏日となることがあります。熱中症などへの対策は早めに行うようにしてください。

暑さが本格化する前に“暑熱順化"を行うことで、暑さに負けない体作りができます。暑熱順化とは、「体が暑さに慣れること」です。暑熱順化のためには日常生活で汗をかくことが重要ですが、具体的な方法は、適度なウォーキングやジョギング、1回30分ほどの筋トレやストレッチ、入浴などが有効です。
なお、暑熱順化が完了するには数日〜2週間程度かかるといわれています。この頃までには暑熱順化を完了させて、夏を乗り切るための暑さに負けない体作りを心がけましょう。

3〜4週目(6月21日〜7月4日) 暑さに加え、紫外線対策も万全に

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数日の周期で天気が変わるでしょう。また、気温は3〜4週目も引き続き平年より高い見込みです。
日差しのある日には、ぽかぽかとした暖かさではなく、厳しい暑さとなることも増えてくるでしょう。なお、夏は一年の中で最も紫外線が強い時期です。暑さ対策ももちろんですが、外出する際は紫外線の対策も万全に行ってください。具体的には、日焼け止めクリームを使ったり、日傘を活用したりなどです。特に日傘は暑さ対策にも有効ですので、おすすめです。

曇りや雨の日は大丈夫かといわれるとそうではなく、晴れの日よりも少ないものの紫外線は届いてしまいます。快晴の時を100%として他の天気の日を比べると、曇りの日は約60%、雨の日でも約30%の紫外線量といわれています。日差しがない日でもしっかりと対策を行うようにしてください。

このニュースに関するつぶやき

  • 紫外線対策に、日焼け止めSPF50+でも、何回も塗り直しが必要なのは面倒ですね。クレンジングは面倒だから、石けんで落とせるタイプが良いな。
    • イイネ!6
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