トヨタ自動車とTOYOTA GAZOO Racingが一部改良前のGR86を対象とする『GR86パフォーマンス・ソフトウェア』の発売を開始した トヨタ自動車とTOYOTA GAZOO Racingは6月5日、2021〜2024年7月までに生産されたGR86が対象となるソフトウェア・アップグレードプログラム『GR86 PERFORMANCE SOFTWARE(GR86パフォーマンス・ソフトウェア)』の発売を開始した。ソフトウェアを適用することで、一部改良前のモデルでも最新の走りを体感できるようになる。
トヨタ86の後継モデルとして2021年に誕生したGR86。現在も多くのユーザーから支持を得ており、2024年に実施された一部改良では、GR86で参戦するさまざまなモータースポーツからの学びを反映。レース環境でクルマを鍛えるプロドライバーからのフィードバックを生かし、MTモデルではスロットル特性の変更、ATモデルではダウンシフト操作時における許容領域の拡大などにより、アクセルレスポンス向上や素早いシフトダウンを可能にする進化を果たしている。
今回発売が開始されたGR86パフォーマンス・ソフトウェアは、一部改良によって進化したGR86の走りを、改良前からGR86に乗るユーザーにも体感してもらうべく提供されるもの。すでに今年1月の東京オートサロン2025で登場が予告されていたが、6月5日から全国のGRガレージで正式発売が開始された。
ソフトウェア・アップグレードにより、MTモデルではエンジントルク制御の改良によりアクセル踏み込み初期のエンジン回転数の吹け上がりを向上させ、ブリッピング操作においてエンジン回転数を合わせやすいように変更が行われるとのこと。
また、ATモデルでモータースポーツに参戦するユーザーの要望に応え、ATモデルのソフトウェア・アップグレードでは、ダウンシフト操作時におけるエンジン回転数の許容領域が拡大され、より広いトルクバンドを活用したスポーツ走行を楽しめるという。
GR86パフォーマンス・ソフトウェアの対象車種は2021年〜2024年7月までに生産されたGR86となり、施工は全国のGRガレージで実施される。作業の取り付け時間は0.5H、希望小売価格はMTモデルが5万円、ATモデルが3万円(どちらも税抜)と案内されている。詳細は公式サイト(https://toyotagazooracing.com/jp/gr/86/performance_software/)まで。
https://twitter.com/TOYOTA_GR/status/1930459573527388416
[オートスポーツweb 2025年06月05日]