「奪い愛、真夏」「奪い愛」シリーズ最新作「奪い愛、真夏」が、松本まりか主演で7月から放送されることが決定した。
様々な登場人物たちが愛を奪い合う、激しくも切ないドロキュン恋愛ドラマ「奪い愛」シリーズ。2017年に放送された「奪い愛、冬」を皮切りに、「奪い愛、夏」(ABEMA)、「殴り愛、炎」「奪い愛、高校教師」と続々制作。
本作の主人公は、結婚を約束した恋人と不倫の末に別れ、自身のスクープ記者という仕事にも疑問を感じはじめる八方塞がりの日々の中、時計メーカー「TOWANI」のPR担当に転職し、人生の新たなスタートを切った海野真夏。しかし、止まっていた心の時計を再起動させた矢先、元カレにそっくりな御曹司社長と出会う。しかも、彼には妻がいた――。図らずも禁断の奪い愛に身を投じていく真夏を中心に、様々な愛と葛藤が交錯する物語。
真夏役の松本まりかは、「奪い愛、夏」「奪い愛、高校教師」にも出演し、鮮烈な印象を残したが、今作では主人公に。「“とにかく面白いっ!!なんでかわからないけど目が離せない!!”と毎話思ってもらえるような作品にしたいと思っています」と意気込んだ松本は、「真夏はいろいろな傷を負っている人なんです。もともと週刊誌の記者で、不倫を暴いていた側の人間だったのに、自分も不倫をするという…。このジレンマはすごくリアリティーがあるし、『人の気持ちは“正しい”だけじゃないよね』という部分をとことん堪能してもらえたら」とコメント。
そして、真夏と惹かれ合っていく「TOWANI」の御曹司社長・空知時夢役には、シリーズ初参加となる安田顕が決定。時計をこよなく愛し、かつては時計職人を目指していたが、夢を諦めて父の会社を継ぎ、セレブの娘と結婚。しかし、妻の重すぎる愛に息苦しさを覚える日々を過ごしている。また今回は、真夏の元カレ・大浦隼人も演じる。
安田は「私の今回の役作りは簡単ですね! 松本さんに恋をする――その1点です(笑)! とにかく、すべての撮影が終わった時に、松本さんに『安田さんでよかったです』と思ってもらえれば感無量。そのために頑張りたいと思います」と話し、「今後発表されるキャストの方も本当に豪華なので、楽しみで仕方がありません。暑い真夏に、より心が熱くなる作品になるといいなと思っています」とメッセージを寄せている。
なお、脚本は鈴木おさむ。放送作家業と脚本業から引退した鈴木氏だが、引退発表以前から制作陣と続編を作る約束をしていたこともあり、特別に筆を執ることを決意。「かなり“飛ばして”おります。これまで以上に濃く、激しく、感情が交錯する展開になると思います」と本作について言及している。
今夜放送の「魔物」第7話内では、本作のティザー映像も初公開。「TVer」では、倉科カナ主演「奪い愛、冬」が12時より順次配信される。
第1話あらすじ
海野真夏(松本まりか)は、かつて写真週刊誌の編集部で働いていたが、政治家や芸能人のスキャンダルを暴く仕事に苦悩。自身の人間性も日に日に崩壊していくのを感じていた。
そんな中、結婚を約束した恋人と不倫の末に別れ、どん底をさまよっていた真夏は一念発起し、時計メーカー「TOWANI」に転職。人生の新たなスタートを切る。ところが…出勤初日、目の前に現れた社長・空知時夢(安田顕)の顔を見た真夏は、言葉を失う。その顔はかつての恋人・大浦隼人(安田・二役)と瓜二つだった。
過去の思い出がまざまざとよみがえり、胸が苦しくなる真夏。彼女はふと、ずっと引き出しにしまっていた母・海野三子の形見を取り出す。それは三子が事故死して以来ずっと故障し、逆回転していた「TOWANI」製の古い時計。しかも不思議なことに、時計はいつの間にか正常に動いていた。
翌日、どうしようもなく心が惹かれるその時計をはめ、真夏は出勤する。すると、時夢が目を輝かせ…やがて、真夏の真摯な仕事ぶりにも目を見張らせ、信頼を寄せていく時夢。そんな中、2人の未来を大きく変える予期せぬ大事故に、2人は巻き込まれてしまう――。
「奪い愛、真夏」は7月、毎週金曜日23時15分〜テレビ朝日にて放送(※一部地域を除く)。
(シネマカフェ編集部)