似てる？米美人モデル姉妹に“異母妹”の存在発覚「気になって遺伝子検査したら…」

　米スーパーモデルのジジ＆ベラ・ハディッド姉妹に、異母妹がいることが新たにわかった。2人の妹とされる人物は現在23歳で、2023年に初めてハディッド家の人々と対面したという。姉妹の父モハメド・ハディッドには、2度の結婚でもうけた“5人”の子どもがいるとされてきたが、今回新たにもう1人の子どもの存在が判明したことで、“6人”の子持ちとなった。

◆「ちょっと気になって遺伝子検査を受けたところ…」

　5月末、ジジとベラは声明を発表し、ニューヨークに住むエイダン・ニックスさんという女性が、自分たちの異母妹であることを明らかにした。英タブロイド紙『デイリー・メール』に公開された声明で、2人はこう説明している。

「20年以上前、私たちの父がシングルだった時、短期間の交際で妊娠に至りました。エイダンはフロリダで生まれ、父親だと思っていた男性と暮らしていましたが、彼女が19歳の時、その男性は急逝しました。彼女はその後、ちょっと気になって遺伝子検査を受けたところ、私たちと血縁関係にあることがわかったのです」

　ジジとベラによると、母ヨランダと離婚した後、父モハメドには短期間付き合っていた女性がおり、その女性との間に誕生したのがエイダンさん。実の父だと思っていた男性が他界したことをきっかけに、遺伝子検査を行ったところ、モハメドの子どもであることが判明したそうだ。

　続けて2人は、「私たちは2023年後半に初めて会い、それ以来、父を含め私たち家族は、この予期せぬ素晴らしい家族との出会いを大切にしてきました」と説明。現在23歳のエイダンさんとハディッド家がつながりを持つようになったのは、2023年以降だと明かした。

「異母妹を家族の一員として快く受け入れた」という2人は、「兄弟として、エイダンをどのようにサポートし、守るか。私たちは彼女とオープンに愛情をもって、対話を重ねてきました」と綴り、エイダンと彼女の家族のプライバシーを尊重するよう世間に求めている。

◆世界を股にかけるスーパーモデル姉妹の異母妹ってどんな人？

　エイダンさんは今のところ、ジジやベラのようにモデル業や芸能活動をしていない模様。そのため、彼女に関する情報は少ないが、スーパーモデルとして大活躍する美人姉妹の異母妹がどのような人物なのか、やはり気になるところ。

　現地メディアによると、エイダンさんはLinkedInやインスタグラムなどのSNSにアカウントを持っており、そこに自身に関することや写真を投稿しているそうだ。

　SNS上にアップされている情報によれば、彼女は今年5月、ニューヨークにあるデザイン学校を卒業し、美術学系の学士を取得。学生の頃から、ファッション業界でスタイリングや写真撮影のインターン、衣装デザインを経験し、クリエイティブな才能を発揮しているという。

　エイダンさんの存在を知った当初、衝撃を受けたというハディッド家だが、ジジやベラは彼女を温かく迎え入れたそう。彼女たちは頻繁に会うような仲ではないが、ニューヨークでファッション業界に身を置いているなど共通点も多く、エイダンさんにとって異母姉たちは尊敬する存在のようだ。

◆「不動産王」のパパは70代で6人の子持ちに

　ある日突然、自分の血をひいた娘がいることを知ったジジとベラの父モハメド。これまでのところ、コメントなどは出しておらず、どのような反応を示しているのかは不明。急な展開に戸惑っているのか、エイダンさんとはまだ「打ち解けられていない」との情報も。

　アメリカで数々の高級物件を手掛け、「不動産王」として知られるようになったモハメドは、最初の結婚で2人の娘マリエルとアラナをもうけた。2度目に結婚したオランダのスーパーモデル、ヨランダとの間にはジジ＆ベラ姉妹と長男アンワルが誕生し、5人の子どものパパに。

　そして今回、エイダンさんの存在が明らかになったことで、70代で6人の子持ちとなった。

◆姉妹の異母姉は40歳でモデルデビュー

　華やかなイメージを持つハディッド家だが、父モハメドには破産や違法建築疑惑など様々なトラブルの噂も。今では、不動産王と呼ばれるようになった彼だが、実は幼いころから数々の苦難を経験してきた苦労人だ。

　モハメドの家族は1948年に勃発した第一次中東戦争で故郷を追われ、パレスチナ難民に。シリアやレバノンなど近隣国に移り住み、彼が14歳のころ米国へ移住したといわれている。

　波乱万丈な人生を歩みながら不動産業界で成功を収めつつ、5人の子どもを育てたモハメドは、世界に名の知れたモデル一家も築いた。ジジとベラはファッション界を席巻し、アンワルもモデルとして活躍。マリエルもデザイナーとして活動し、アラナはスタイリストやデザイナーであると同時に40歳でモデルデビューも果たしている。

　ファッションに強いつながりを持つハディッド家の子どもたちだが、そんな彼らがとても大切にしているのは、パレスチナというルーツ。SNSには、父の生まれ故郷であるパレスチナの悲惨な状況を伝える写真や動画をたびたび投稿し、そこに住む人々に思いをはせている。ここ最近、ハディッド家に加わったエイダンさんもSNSやファッションを通じて、パレスチナに連帯を示しているという。

　ただ絶大な影響力を持つジジとベラが、パレスチナに寄り添う立場を表明することで反発を招くことも。ジジに至っては、殺害予告など脅迫を受けたり、イスラエル政府から批判されたりしたこともあったようだ。

　それでも、昨年にはベラとともに、パレスチナを支援する団体に合計100万ドル（およそ1億4万円超）を寄付することを発表したジジ。2023年には自身のインスタグラムに、平和への思いをこう綴っている。

「パレスチナの人々のために希望と夢を抱き続けると同時に、ユダヤ系住民の人々も誰一人として傷つかない世界を望みます」

＜文／BANG SHOWBIZ、女子SPA！編集部＞