松嶋菜々子「あんぱん」第50話(C)NHK【モデルプレス=2025/06/06】女優の今田美桜が主演を務める連続テレビ小説「あんぱん」(NHK総合・毎週月〜土あさ8時〜ほか)の第50話が、6月6日に放送された。柳井嵩(北村匠海)の母・登美子(松嶋菜々子)のシーンに反響が集まっている。<※ネタバレあり>
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朝ドラ第112作目となる本作は、国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかしと妻・小松暢がモデル。何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどり着くまでの人生を描いた愛と勇気の物語。主人公の朝田のぶを今田、のちにのぶの夫となる嵩を北村が演じる。
◆「あんぱん」嵩(北村匠海)、出征の日を迎える
高知・御免与町の実家から赤紙が届いたとの知らせを受けた嵩は、東京で登美子に会い「軍隊でやっていけるかな」と不安を漏らす。しかし登美子は、子どもの頃から気が弱く、体力も根性も忍耐力もない嵩に兵隊は向いていないと話し、優しい言葉をかけることはなかった。
嵩の出征の日、国のために命を惜しまず戦ってこいとたくさんの人たちに激励される嵩。伯母・千代子(戸田菜穂)は、亡き夫・寛(竹野内豊)の写真を抱え「嵩さん。お国のために…立派に…」と必死に言葉を絞り出そうとする。そのとき、商店街の奥から「嵩!死んだらダメよ!」という登美子の言葉が響き渡った。
登美子は嵩に駆け寄ると、目に涙を浮かべながら「嵩、いいこと?絶対に帰ってきなさい!逃げ回ってもいいから、卑怯だと思われてもいい!何をしてもいいから!生きて…生きて帰ってきなさい!」と叫ぶ。国防婦人会の餅田民江(池津祥子)から、息子を立派に送り出すのが母親の務めだと非難されようと「立派に送り出す?戦争に行く子に死んできなさいと言うのが?」と反論し「死んだらダメよ!生きるのよ!」と訴え続け、愛おしそうに嵩の頬に触れ涙を流した。
仕事を抜けて見送りに来たのぶは、憲兵から「お前は反戦主義者か!」「非国民め!これ以上御託を並べるなら連行する!」と警告される登美子を「お国を思う気持ちはみなおんなじです。けんど生きてもんてきてほしいと願うのは母親なら当然やと思います!」とかばう。そして、嵩を真っ直ぐに見つめ「嵩、必ずもんてき!お母さんのために、生きてもんてき!死んだら承知せんき!」と叫んだ。嵩は「憲兵殿!柳井嵩!母が…取り乱して失礼いたしました!立派に…ご奉公して参ります!行ってまいります!」と敬礼し、涙を浮かべるのぶたちに笑顔を向けた。
◆「あんぱん」登美子(松嶋菜々子)のシーンに反響続々
自分勝手な振る舞いが印象的で、嵩にとって憎らしい存在として描かれていた登美子。出征シーンで見せた本心と必死に訴える姿に、視聴者からは「みんなが言えなかった言葉を言ってくれた」「朝から号泣」「愛しかなかった」「息子を愛していないわけないよね」「本当に不器用な人なんだな」「嵩が嬉しそうなのが余計に泣ける」「胸が張り裂けそう」「完全に登美子回。名シーン」と反響が集まっている。(modelpress編集部)
情報:NHK
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