お笑いコンビEXITの兼近大樹(34)が5日放送のABCテレビ「やすとものいたって真剣です」(木曜午後11時17分=関西ローカル)に出演。テレビタレントとして人気を博したことへの悩みや、賞レースへの思いについて語った。
今回の番組では、東京と大阪で違うものの、同期にあたる兼近とダブルヒガシの大東翔生(32)が2人でトーク。本音を語り合った。
2017年に結成し、一気にテレビで売れっ子となったEXIT。現在は「りんたろー。さんだけ(仕事を)セーブせず−だから、俺の倍ぐらい働いてる。子どももいないし結婚もしてないのに、俺が仕事、セーブしてる」と笑いながら話した。
「記憶がない」というほど忙しかったブレーク当時について「働きすぎて、『別に、これしたかったから芸人になったわけじゃない』みたいになってきて。飛んだりしようとして、俺が。連絡無視とか。『出ませんよ、嫌です』って…」と振り返った。
テレビの仕事が忙しくなり、劇場で漫才をする時間がなくなったことにストレスを感じていたことも明かし、「『本業は何?』みたいなのでもめて、相方とも。本業で漫才をやってるから、それの宣伝でテレビに出ているって俺は思ってたの。それが普通だと思ってた」と語った。
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最近は、コンビで劇場に出演する機会も増え、「最高だね」と笑顔に。「M−1グランプリ」などの賞レースについても「やってるよ。ずっとやってるけど、7年連続で準々決勝で落ちてるね」と苦笑。
それでも「(新設された賞レースの)『ダブルインパクト』も出てるからね。『R−1』も出てるしね、俺。とりあえず決勝の景色を、芸人として立って(見たい)。そこで一人前と認められるかなって」と意欲を示した。
さらに、「ルミネ(theよしもと)の香盤、(賞レースの)決勝進出者か優勝者しか出てない。唯一、くまだまさしさんとEXITだけが決勝とか出てない。それが情けなくなってくるのよ」とも。
「知名度はめっちゃついたんだけど、知名度がつくとともに、お笑いファンから嫌われていくのよね。それが悔しくて。(自分たちの)お笑いを広めるためにずっとテレビに出てたから。お笑い好きから嫌われるのって、何してんのって」とジレンマを覚えたことにも言及。
ブレーク当初にアイドル的人気を博していた当時のファンは「もういなくなった。ああいう人はすぐいなくなる。1、2年だからさ。やっぱね、ファン層が…」と話し、「(現在は)もうね、純烈のファンみたいなのしかいない。優しさにあふれてる。この先、きっとこの人たちと生きていくんだろうなって」と笑顔で語っていた。
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