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俳優中山優馬(31)が6日、大阪市内で、主演舞台「あゝ同期の桜」(7月26、27日、大阪・松下IMPホール、8月13〜19日、東京・三越劇場)の取材会を行った。
海軍飛行予備学生十四期会による遺稿集「あゝ同期の桜 帰らざる青春手記」が原作で、特攻隊員を描く青春群像劇。錦織一清(60)が演出を手がける。
第十四期海軍飛行予備学生・諸木文晴を演じる中山は「戦争というものに巻き込まれた人々の運命が渦巻いている。大切な物語ですが、表現者としてはどう伝えていくか。演じるはタフな精神力がいる」と役柄の印象を語った。
5日には日本最大の特攻基地、鹿児島・鹿屋航空基地史料館を訪問した。実際に戦闘機に触れ、特攻隊員として飛び立つ瞬間に思いをはせた。「戦闘機が軽いんですよね。数カ月、訓練しただけで、ピンポイントで突っ込める操縦技術が手に入るわけではない。そういうことを気づいていたのか、気づいていなかったのか…」。展示資料から感じたことも多かった。「上空は寒いから防寒していく。いまから自分は死ぬのに防寒するっていうのはなんなんだろう。何を暖めて行くんだろう。矛盾だらけですよね。生きることと、死ぬことが矛盾しているなと思いました」。
念願がかなった作品でもある。「錦織さんの演出のもとでずっとやってみたい思いがあった。戦後80年というタイミングでこの作品に出会わせてもらった。運命なのかな」。
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大の巨人ファンだ。3日に89歳で亡くなった巨人終身名誉監督、長嶋茂雄さんに「ただただお疲れさまでした」と悼み、「僕の記憶では巨人の監督だった。大好きだった高橋由伸さん、松井秀喜さん、清原和博さんの監督。天然でおちゃめでかわいい。すごい方が亡くなられるのは残念ですが、永遠に語り継がれていく人だと思います」としのんだ。
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