記者会見する立憲民主党の野田佳彦代表=6日午前、国会内 立憲民主党の野田佳彦代表は6日の記者会見で、政府の有識者会議が示した皇族数確保策の2案のうち、女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持する案を先行して決めることで、自民党の麻生太郎最高顧問と「合意している」と主張した。その上で、麻生氏が旧宮家の男系男子を皇族の養子に迎える案の実現を訴えたことに触れ、「完全にちゃぶ台返しで、極めて遺憾だ」と批判した。
野田氏は、5月27日に自身と麻生氏、額賀福志郎、玄葉光一郎衆院正副議長の4者で協議したと説明。「女性皇族の人生設計に関わる」として、今国会で身分保持案の結論を出す方針で一致したと明かした。この際、女性皇族の配偶者・子の身分や、養子案に関する議論は、夏の参院選後に持ち越すことも確認したという。