5日、オーストラリア北部ダーウィンに入港した海上自衛隊護衛艦「やはぎ」(在豪日本大使館提供・時事) 【シドニー時事】海上自衛隊の護衛艦「やはぎ」が5日、オーストラリア北部ダーウィンの海軍基地に寄港した。やはぎは、豪政府が年内に選定する次期フリゲート艦のベースとして最終候補に残った「もがみ型」の一つ。8日まで滞在し、豪海軍との交流を通じて売り込みを図る。
豪政府は、もがみ型かドイツの艦艇のいずれかを発展させた新型フリゲート艦を11隻建造する方針だ。日本政府やもがみ型製造元の三菱重工業は官民一体で採用を目指し、豪政府に技術的な情報を提供している。やはぎの寄港は、別のもがみ型「のしろ」が3月に豪西部パースを訪れたのに続くものだ。