渡辺謙、黒川想矢&越山敬達との撮影秘話語る 会心作で「両親に見せたかった」

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2025年06月06日 19:37  ORICON NEWS

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撮影秘話を語った渡辺謙 (C)ORICON NewS inc.
 俳優の吉沢亮が主演を務め、横浜流星が共演する映画『国宝』の初日舞台あいさつが6日、都内で行われた。イベントには、吉沢、横浜のほか、高畑充希、寺島しのぶ、森七菜、見上愛、黒川想矢、越山敬達、永瀬正敏、宮澤エマ、田中泯、渡辺謙ら豪華出演者12人と李相日監督が登壇した。

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 シックなハット姿で登場した渡辺は、公開初日を迎え、すでに鑑賞した友人たちから連絡があったことを明かす。「今までにこんなことはなかった」と映画の魂が届いた様子に感激の様子を見せた。

 また渡辺は、自身が演じる花井半次郎の家に入った喜久雄の幼少期を演じた黒川、息子の俊介の幼少期を演じた越川の撮影秘話も語った。「今のコンプライアンスでは許されない」ほどのハードなけいこシーンで、自身の真っ赤になった太ももを「俺もだよ、ほら」と見せ合った和やかな裏話に会場の笑いを誘った。

 最後に誰にこの作品を届けたいかという問いに、渡辺は「(今は亡き)両親に見せたかった」と回答。それにはすでに回答していた田中も「俺も!」と共感をあらわに。作品に込められた魂の強さをアピールした。

 本作は、黒衣として3年間歌舞伎の世界に身を置き、その体験をもとに執筆した吉田修一氏による小説を、李相日監督の手により映画化したもの。任侠の一門に生まれながら、歌舞伎役者の家に引き取られた主人公・喜久雄(吉沢)が、芸の道に人生を捧げ、やがて“国宝”と称される存在になるまでの50年を描く、壮大な一代記。

 物語は、抗争によって父を亡くした喜久雄が、上方歌舞伎の名門・花井家の当主である花井半二郎(渡辺)に引き取られたことから始まる。喜久雄は、半二郎の息子であり、名門の跡取りとして育てられた俊介(横浜)と出会い、兄弟のように、親友として、そしてライバルとして、ともに芸に青春を注いでいく。天賦の才を持つ喜久雄と、歌舞伎の血統を受け継ぐ俊介の対比も作品の見どころのひとつとなる。

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