吉沢亮(31)が6日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われたの主演映画「国宝」(李相日監督)初日舞台あいさつで、演じた主人公の少年期を演じた黒川想矢(15)にプレッシャーを受けたと明かし、共演陣と客席を笑わせた。
「国宝」は作家・吉田修一氏の同名小説の映画化作品。吉沢と黒川は任侠(にんきょう)の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生をささげた主人公・立花喜久雄を演じた。抗争で父を亡くした喜久雄を引き取る上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎を渡辺謙(65)半二郎の実の息子で、生まれながらに将来を約束された御曹司・大垣俊介を横浜流星(28)と、少年期を越山敬達(16)が演じた。 吉沢と横浜が、歌舞伎俳優の中村鴈治郎(66)に1年半にわたって歌舞伎の指導を受けたことが公開前から話題を呼んでいる。黒川から「僕らは稽古は半年。吉沢さんたちは1年、はるかに稽古されたんだなと…撮影の日々は、楽しかったです。思い出します」と言われると、吉沢は黒川に視線を送った。「いやぁ、もう…すごいですよ、本当に。僕らがクランクインする前に、演目の撮影しているのを、見させていただいたら…色っぽすぎて、マズいなと…このレベルからですよねと」と黒川を絶賛した。
そして「メイクさんから『黒川君に負けない? 大丈夫?』とプレッシャーをかけられ、憂鬱(ゆううつ)だった。素晴らしい土台を作っていただいた」と黒川に感謝した。黒川は「うれしくて、言葉が出ない」と喜んだ。吉沢は舞台あいさつの最後に「役者人生の全てをかけた」と胸を張った。
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