
明日8日(日)は、梅雨前線が西から北上し、まだ梅雨入りしていない九州北部や四国で梅雨入りとなりそうです。9日(月)以降は、本州付近に梅雨前線が停滞し、中国地方〜関東甲信にかけて続々と梅雨入りラッシュとなるでしょう。梅雨前線の活動が活発となり、九州などでは梅雨入り早々、警報級の大雨のおそれ。今日7日(土)の内に備えを万全にしておきましょう。
8日(日)以降 梅雨前線が本州付近に北上
7日(土)は梅雨前線は沖縄付近まで南下していましたが、8日(日)は西から北上、9日(月)から本州付近に停滞するでしょう。梅雨前線に向かって、非常に暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発になる見込みです。
週明けは梅雨入りラッシュか
8日(日)は西から天気が下り坂です。九州で雨が降り出し、午後は雨の範囲が四国にも広がるでしょう。9日(月)は近畿や東海まで雨、10日(火)は関東でも本降りの雨となりそうです。週明けは、続々と梅雨入りラッシュとなるでしょう。
6月5日発表の日本気象協会梅雨入り予想では、九州北部や四国は6月8日頃、中国・近畿・東海は6月9日頃、関東甲信と北陸は6月10日頃、東北南部と北部では6月13日頃となっています。
今年2025年の梅雨入りは、5月16日に九州南部からスタート。沖縄や奄美より先に九州南部が全国で最初に梅雨入りとなるのは統計史上初めてのことです(速報値)。九州南部では平年より2週間も早くなりましたが、奄美と沖縄では平年より1週間以上遅い梅雨入りとなりました。
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梅雨入り早々 警報級大雨のおそれ
九州など西日本には活発な雨雲が流れ込み、梅雨入り早々、警報級の大雨となるおそれがあります。九州南部では8日(日)〜10日(火)頃にかけて、九州北部では9日(月)〜10日(火)頃にかけて大雨による土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に注意・警戒して下さい。
【大雨警報の可能性 「高」と「中」2段階ある警報級の可能性】
■8日(日):鹿児島県で「中」
■9日(月):九州全県で「中」
■10日(火):九州全県と山口県で「中」
南の海上は対流活動が活発 今後の動向に注意
また、フィリピン付近は海面水温が30℃以上と高く、対流活動が活発となっていて、低圧部(周囲より気圧が低く、雲の渦はあるもののその中心がはっきりしない熱帯擾乱)があります。今後、雲の渦がはっきりすれば熱帯低気圧となり、さらに中心付近の最大風速が17.2m/s以上になれば台風となる可能性があります。まだ、予想には幅がありますが、たとえ台風や台風のたまご(熱帯低気圧)にならなくても、梅雨前線に向かって熱帯育ちの暖かく湿った空気が流れ込むおそれがあるため、今後の動向に注意が必要です。
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