「スケバン刑事」麻宮サキ、武器のヨーヨーは投げたら戻ってくる…斉藤由貴「顔に激突」

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2025年06月07日 17:49  日刊スポーツ

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「スケバン刑事フェスティバルinサヨナラ丸の内TOEI」に登壇し、ヨーヨーを手にフォトセッションに納まる、左から南野陽子、斉藤由貴、浅香唯(撮影・鈴木みどり)

1985年(昭60)4月にフジテレビ系で放送された「スケバン刑事」をはじめとしたシリーズ3作に、それぞれ主演した斉藤由貴(58)南野陽子(57)浅香唯(55)が7日、東京・丸の内TOEIで行われた「スケバン刑事フェスティバル in さよなら丸の内TOEI」に登壇した。


主人公・麻宮サキの3代を演じた歴代の主演3人が「スケバン刑事」関連イベントにそろったのは、ドラマ放送開始から40年で初めて。斉藤と南野はトークの中で、武器のヨーヨーを投げる際に「顔に激突」(斉藤)「投げたら頭に当たって痛い」(南野)と、格好いい決めシーンを、痛い思いをしながら撮っていたと明かした。


斉藤は、85年に放送された「スケバン刑事」で、初代の麻宮サキを演じた。高校生でありながら秘密指令を受けて悪を裁く特命刑事という役どころだった。撮影当時、大変だったことは? と聞かれると「ヨーヨー」と即答。「当時はフィルムで撮って、NGだったら、その瞬間から廃棄物。つまり、NGを出せば出すほど、予算を圧迫していくわけです。ヨーヨーで、カット26回、あるカットでNG出した」と振り返った。さらに「考えてくださいよ。歩きながら、ヨーヨーを上げ下げしながら、セリフをしゃべる。ヨーヨーが吸い込まれるかのように、この手にピタッとこないといけない。テイク26。最終的に、現場の皆さんの表情が、何か真っ白〜くなっていました」と振り返った。


すると、85〜86年に放送された「スケバン刑事2 少女鉄仮面伝説」で五代陽子を演じた南野が「NG、26回までなら大丈夫。陽子、まだ3、4回だから大丈夫だと言われた。ありがとうございます」と斉藤に感謝。「毎日、100回と決めて、投げたら巻いてと、しているうちに、いろいろなことが遊べるようになった」と、ヨーヨー習得までの道のりを説明した。 


86〜87年「スケバン刑事3 少女忍法帖伝奇」で、風間三姉妹の三女・唯を演じた浅香は「皆さんが先にやられていたので、やることは分かっていた。何回も映像を見させていただき、何回も練習した」と振り返った。その上で「ただ1つだけ…決めぜりふを言ってヨーヨーを投げた時、自分に戻ってくる。そのよけ方は誰も分からなかった。どう、かわされたんですか? 」と2人に聞いた。


斉藤が「結構、投げていて顔に激突しましたよ」と口にした。南野も「昔のヨーヨーは。投げたら戻ってきません。なので、本番で投げて、ぶつかるんです。投げて、当たって、目をつぶって痛いというまでフィルムに撮っていましたが、使うのは決めたところだけ」と振り返った。

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