風間俊介、『それでも俺は、妻としたい』劇場版に「映画として残っていくのはすごくうれしい」 作品への思い語る

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2025年06月08日 13:33  ORICON NEWS

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『劇場版 それでも俺は、妻としたい』の公開御礼舞台あいさつに登壇した風間俊介
 俳優・風間俊介が7日、都内で行われた、映画『劇場版 それでも俺は、妻としたい』の公開御礼舞台あいさつに登壇した。

【集合ショット】舞台あいさつに登壇した風間俊介&MEGUMIら

 テレビ大阪制作「真夜中ドラマ枠」で放送の同作は、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』の脚本などを手がけた、足立紳監督が自身の“ほぼ実録”小説を、自ら実写化。脚本家の42歳・柳田豪太(風間)と妻・チカ(MEGUMI)の夜の営みをめぐる攻防戦を描く。豪太はチカと「したい」が、「するかバカ」と罵倒され、不登校気味の息子・太郎(嶋田鉄太)もいて…というストーリー。ダメ夫豪太と恐妻チカとのやりとりがSNSで話題となり、TVerテレビの総再生回数は、テレビ大阪制作ドラマ史上最高に。未公開シーンを含む足立監督によるディレクターズカット版『劇場版 それでも俺は、妻としたい』として公開することとなった。

 劇場版として映画館で上映されることについて、風間は「ドラマというのは放送時間の中で流れて、みなさんの心にとどまっていくんですけど、映画となりますと『作品』として残っていくことになります。“映画は海を超える”なんて言い方もしますけど、海外の方にもこの柳田家が流れていくのかと思うとドキドキする部分もありますが、こうしてみなさんが劇場に観に来てくださり、映画として残っていくのはすごくうれしいことです」と喜びを語った。

 撮影現場での豪太(風間)とチカ(MEGUMI)の掛け合いについて、「MEGUMIさんがキレッキレの刀で豪太を斬りつける瞬間は、現場が盛り上がり続けていました」と振り返り。MEGUMIも「私がキレればキレるほど、監督はニコニコ笑っていました」と明かした。

 劇中の会話の内容は、ほぼ全て足立監督の実体験によるものだが、足立監督は劇中の豪太とチカのやりとりについて「(自身の頭の中の)イメージを超えてきたところがあって、風間さんが演じる豪太が、ただのダメ男じゃない“小賢しいダメ男”という感じで…(苦笑)」と風間の演技を絶賛した。

 お気に入りのシーンを聞かれると、「柳田夫婦の大きな起点となる、2人揃って人前に出るシーンがあるんですが、その時のチカ、それを演じたMEGUMIさんの奮闘ぶりは、カッコ悪いんだけど、そうやってカッコ悪いことを一生懸命やる素敵さが出ていると思いますし、そこが美しかったと思います」とMEGUMIの熱演を注目ポイントに挙げた。

 最後に「すごく特殊な作品だと思っています。すごく挑戦的で、ドキュメンタリータッチと言いますか、日常の中にカメラが紛れ込んだような作品になっています。みなさんが知っている家族の形と違うかもしれないし、もしかしたら共感できる部分もあるかもしれません。全ての家族にそれぞれ思うことがあって、その中でみんな頑張っているんだなと思っていただける作品になっていると思います。この作品を見て、どこか家族のことを思い浮かべてくれたら嬉しいです」と呼びかけた。

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