歌手で女優の真琴つばさ(60)が8日、東京・銀座のヤマハホールでデビュー40周年コンサート「Zensokyoku−明日への前奏曲−」(昼夜2公演)を開催した。
真琴は85年に宝塚歌劇団で初舞台を踏み、97年に月組トップスターに就任。絶大な人気を博した。01年に退団後も、変わらぬ容姿で歌手や女優としてファンを魅了してきた。
オープニングは黒コートでさっそうと登場し、「Desert Rose」からスタート。「周年記念コンサートはヤマハホールでやるのが夢だった」と語っていただけあり、開始早々ハイテンション。
トップスターに就任した際の「EL DORADO」から、現東京宝塚劇場のこけら落とし公演にして退団公演となった「愛のソナタ」の楽曲まで多数披露し、ファンを感激させた。
宝塚の先輩で元花組トップスター高汐巴と、元月組トップ娘役の檀れいがゲスト出演した。昼公演では、高汐と「愛があれば命は永遠に」をデュエット。初舞台の懐かしいエピソードなども数多く飛び出し、会場は笑いに包まれた。
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後半は「愛の讃歌」「The Rose」「マイ・ウェイ」を熱唱。真琴は「35周年がコロナでできなくて、周年コンサートは15年ぶりで、思いが満載になっちゃいました。ミュージシャンの皆さま、歌い踊ってくれる仲間、そしてスペシャルゲストの方とこうやって過ごしている私を(ファンの)皆さんに見てほしかった。見てくれる皆さんがいて、私は本当に幸せ者です」と感謝した。
アンコールでは40周年コンサートのテーマ曲「明日へのZensokyoku」を歌い幕を閉じた。ファンならずとも、進化し続ける真琴つばさを実感したコンサートだった。
8月3日に同所で追加公演(昼夜2公演)が行われる。【笹森文彦】
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