元NHKのフリーアナウンサー有働由美子(56)が8日、テレビ朝日系「有働Times」(日曜午後8時56分)に生出演。3日に89歳で死去した巨人終身名誉監督の長嶋茂雄さんの思い出を、涙をあふれさせながら語った。
番組では、この日都内で行われた告別式で、喪主で次女・三奈さん(57)が、病室での最期の様子を語った内容などを伝えた。VTRが終わると有働は「長嶋茂雄さんの最期の時を、三奈さんの言葉で知ることができましたけれども」と話したところで、言葉を詰まらせた。
息をのみ込むようにして「私事で大変恐縮なんですが、28年前に、長嶋監督にグラウンドでごあいさつさせて頂いてから、公私にわたってご指導いただいたんですけども」と紹介し「よく年齢が近いこともあって三奈さんのお話をすることが多くて、その時は本当に監督が、いとおしい者を語る、一人の父親の表情になられて…」と語ると、再び言葉が途切れ、目には涙が浮かんだ。
それでも気丈に「なんて言うんですかね、ちょっと照れながら父親の表情になられていて。長島三奈さんのことを話す時に『うちのミナコがね』ってずっとおっしゃっていたんで、私、三奈さんの本名ってミナコさんだって思っていたぐらいなんですけど」と説明。「きっとそれは長嶋さんが誰かに語る時に、いとおしさをこめて呼ばれていた呼び名なのかな、と思い出しました」と、時折目元を拭いながら話し続けた。
有働は「本当に、国民的英雄とともに生きるご家族というのは、その大変さもそうですし、その存在の大きさは私たちが計り知ることができないんだと思います」と話すと、再び大粒の涙が目にあふれ、「なので今日はご家族の皆さまにも感謝の言葉を、本当にお伝えしたいと思います」としぼり出すように語った。
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