「熱かった！」「痛快」加藤晴彦 “滝本”の行動に興奮の声上がる…「キャスター」9話

阿部寛が主人公を演じる「キャスター」の9話が6月8日に放送。これまで景山との関係が疑われていた滝本の行動に「熱かった！」や「痛快」などの声が上がっている。

テレビ局の報道番組が舞台の本作は、型破りなキャスターが闇に葬られた真実を追求し悪を裁く物語。主人公でキャスターの進藤壮一を阿部寛、JBNの国定義雄会長を高橋英樹、ニュースゲートの総合演出の崎久保華を永野芽郁、新人ADの本橋悠介を道枝駿佑、局長の海馬を岡部たかし、チーフディレクターの梶原を玉置玲央、編成部の滝本を加藤晴彦、社会部の恵梨香を菊池亜希子、サブキャスターの小池を月城かなと、編集の尾野を木村達成、プロデューサーの山井を音尾琢真が演じている。

※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
進藤（阿部寛）の収賄スキャンダルが週刊誌に載ることがわかり、国定（高橋英樹）はキャスターとしての幕引きを進藤に示唆する。実は国定は景山会長と繋がりがあった。

一方、山井（音尾琢真）の父・和雄（山本學）は事故ではなく命を狙われたと考える進藤は、証拠を探すために山井と共に彼の実家へ。そこで和雄の私物から進藤の父・哲（山口馬木也）とのつながりを示すものや、気になる手帳の記述を見つけるのだった。

キャスター生命を賭けて43年前の真実を暴こうとする進藤。そんな中、「ニュースゲート」を揺るがす大事件が起きてしまい――というのが9話の展開。

哲は、自衛隊の墜落機を見つけて以降、世間から根拠のないバッシングにさらされ、命を落としていた。そして和雄の手帳から、墜落機の事件について3人で何かを約束をし、それが反故になっていたことがわかる。残りの一人がわからない中、進藤は手がかりを得るために食堂を訪ねることにしていたが、そこで合流予定だった山井が進藤を狙った爆発に巻き込まれて命を落とす。

「我々の仕事は生放送だ。山井プロデューサーもそれを望んでいる」進藤の言葉を受け、山井の死にショックを受けていたニュースゲートの面々は、芦根村からの中継に臨む。進藤は山井への追悼の言葉を述べると同時に、徹底的に調査することを宣言。放送終了後、進藤はニュースゲートのメンバーにこれまでの経緯を説明する。全ては進藤が犯人を誘き寄せるために撒いた餌だったが、センター長の江上に動きがあり、トラックの積荷について問い詰めようとしたところ、景山会長や滝本（加藤晴彦）らが現れる。進藤が開けるよう告げた輸送トラックの中身はレアアースだったが、実はそれはおとり。進藤は本物の方にも週刊誌の記者の南（加治将樹）をつけており、そちらにはプルトニウムが乗せられている疑惑が浮上する。

景山たちは進藤を止めるよう滝本に命じるが、滝本はそれを拒否。自らも中身を知らない景山がトラックを開けるよう命じると、そこには放射性レアアースがあった。実は羽生の秘書で景山の義理の息子である池内は、影山会長の命令だと嘘をついて第三国に放射性レアアースを横流ししていた。そして江上も会長の指示だと思い込み、それに従っていたことがわかる。

滝本は池内の不穏な行動に気づき、かねてより探っていたのだった。そして、景山からスポンサーを降りると言われても屈せず、「汚い金はいりません」とはっきり拒絶する。そんな滝本にSNSでは「途中、滝本さんが進藤と協力してたのは熱かった！」や「一瞬でも滝本さんのことを疑っちゃってごめんなさいの気持ち」、「滝本が予想外のイイ働きで実は繋がっていた、という痛快ぶり」などの声が。

また、和雄の手帳から、哲が裏切ったのではないことがわかる。さらに進藤は江上から写真を渡され、残りの一人が国定だったことを知るのだった。その後、滝本はトップで景山の事件を放送しようとするも、国定は進藤のニュースを報道するよう指示。進藤は降板すると発表されるが、本橋と華の計らいで進藤がスタジオ入りする。そこで実は官房機密費を受け取った直後に、それを返していた映像が流され、進藤はキャスターを続けると宣言する。

進藤の下で、成長を遂げた華と本橋に「終盤スタジオに進藤さんが入ってきてからのシーンのやりとり、進藤さん華さん本橋くんのチームを感じた」や「報道マンとしての華ちゃん本橋くんにも期待しています」、「進藤さんのもとで色々学んでた本橋くんはきっと最終話でも活躍してくれるはず」などの声が上がっている。

【最終話あらすじ】

43年前、進藤（阿部寛）の父・哲（山口馬木也）と国定（高橋英樹）は自衛隊輸送機墜落事故を取材していた。進藤は哲の記事が世に出なかった理由を国定に問い詰め、真実を知ろうと再び洞窟へ。

そんな中、週刊誌にニュースゲートにまつわるスキャンダルが報じられる。揺らぐ報道番組への信頼。ＪＢＮは猛批判にさらされ――。
「キャスター」は毎週日曜21時〜TBS系にて放送中。



（シネマカフェ編集部）