市川團十郎(47)が9日、都内で、「七月大歌舞伎」(7月5〜26日、東京・歌舞伎座)の取材会を行った。
昼の部で、9代目團十郎が制定した成田屋の家の芸「新歌舞伎十八番」から4演目を上演し、團十郎は「船弁慶」「紅葉狩」の2演目に出演する。
「紅葉狩」には、長女市川ぼたん(13)長男市川新之助(12)も出演する。2人の成長を聞かれ、團十郎は「ぼたんは(TBS系)『キャスター』にも出ていまして、5、6年前は歌舞伎をやるのか、芸能をやれるのかいろいろ分からなかったと思う。今は、自分がどういう方向に向かおうとしてるのか見えてきたのでは」と話し、さらに「芯が(母の)麻央と似てて強い。自分と向き合って、判断できると思う」とした。ぼたんは、夜の部「鬼平犯科帳 血闘」にも出演する。
新之助については、5月の8代目尾上菊五郎、6代目尾上菊之助の襲名披露興行に出演したことを振り返り、「先月、同年代くらいの子たちと舞台に立った。実はあまり(同年代と共演する)経験がなかったので、歌舞伎への向き合い方に多面性が出てきた」と期待を寄せた。
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