レンタルで序列を覆したラングレ、アトレティコ完全移籍が決定…バルサとは契約解除でフリー加入

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2025年06月10日 02:06  サッカーキング

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今季はレンタル加入で存在感を示したラングレ [写真]=Icon Sport via Getty Images
 アトレティコ・マドリードは9日、2024−25シーズンはレンタル移籍にて加入していたフランス代表DFクレマン・ラングレが、完全移籍にて加入することを発表した。

 アトレティコ・マドリードからの発表によると、ラングレはフリートランスファーで同クラブへ完全移籍加入し、2028年6月30日までの3年契約を結んだという。ラングレは保有元のバルセロナとの契約を2027年6月まで残していたものの、クラブと選手が双方合意の下で契約を解除したことが発表されており、移籍金の発生しないフリートランスファーとなったようだ。

 なお、ラングレが昨年夏にアトレティコ・マドリードへレンタル移籍する直前、バルセロナとの契約を1年間延長していた。スペインメディア『マルカ』によると、ラングレはバルセロナで構想外とみなされていたものの、2年間で1600万ユーロ(約26億円)の給与を分割で支払うための延長だったようだ。今回、ラングレは受け取る予定となっていた給与の減額に応じ、その額をバルセロナが支払うことで、契約解除が成立したのだという。

 ラングレは1995年6月17日生まれの現在29歳。母国ナンシーのアカデミー育ちで、同クラブでトップチームデビューを飾った後、2017年1月に完全移籍加入したセビージャで頭角を現し、2018年夏にはバルセロナへ完全移籍加入した。バルセロナでは3年間にわたってセンターバックの主力に君臨していたものの、2021年夏にスペイン代表DFエリック・ガルシアが完全移籍加入すると、出場機会が激減。公式戦通算では160試合出場7ゴールを記録していたものの、翌年夏に構想外となり、トッテナム、アストン・ヴィラへのレンタル移籍を繰り返した。

 昨年夏にはアトレティコ・マドリードへレンタル移籍加入。当初、ラングレはウルグアイ代表DFホセ・マリア・ヒメネスとスペイン代表DFロビン・ル・ノルマンの控えとカウントされていたものの、徐々にディエゴ・シメオネ監督の信頼を勝ち取り、最終的には2024−25シーズンの公式戦通算34試合出場3ゴールをマーク。今月にはおよそ3年半ぶりのフランス代表復帰も果たした。

 アトレティコ・マドリードにとって、今夏の補強第一号はラングレとなった。クラブは現地時間10日、FIFAクラブワールドカップ2025の開催地であるアメリカ合衆国に飛ぶ予定となっているが、このタイミングで完全移籍加入が決まったラングレも帯同予定だという。

 また、『マルカ』は今夏のセンターバック補強がラングレ1人では終わらないと指摘。次なるターゲットは、トッテナムに所属するアルゼンチン代表DFクリスティアン・ロメロのようだ。


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