40代以上がプチプラコスメで10歳若く見えるメイク動画がYouTubeで話題です。プロのヘアメイクアップアーティストのテクニックに注目が集まり、動画は記事執筆現在で13万回以上再生されています。
動画を投稿したのは、ヘアメイクアップアーティストのYUTA.さんによるYouTubeチャンネル「40代からのシャレるメイクYUTA.」。ヘアメイク歴30年を超えるプロフェッショナルで、以前には半顔ずつ“老け見えメイク”と“若見えメイク”にしてメイクのコツを教える動画が話題になりました。
今回は、YUTA.さんが20代のころに行っていたというメイクを再現し、それが現在の自分の顔にどう映るかを見ていきます。
まずはNGの老け見えメイクからスタート。20代の当時はまだシミや肝斑(かんぱん)、くすみがなく、紫がかったピンク系の下地を使うだけで肌に透明感が出ていたというYUTA.さん。しかし50歳となった今はその下地を顔全体に塗ると、肌がグレイッシュに見えてくすみが強調されてしまう結果になりました。
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さらに、明るめのコンシーラーを塗るとかえって厚塗り感を生み、乾燥や小ジワが目立つ原因になります。アイブロウも、ペンシルの色と眉の色が合っていませんでした。
指で明るめのアイシャドウを広く塗り、パール系のピンクと締め色のブラウンを重ねます。上下のまぶたに黒いアイラインをがっつり入れる“囲み目メイク”を施すと、目元が一気に重ためになりました。
マスカラは、繊維入りを“ザ・ひじき”というほどバサバサに。チークは引き入れるようにし、リップはトレンドのつやつやテカテカのグロスをたっぷりと塗りました。
完成したメイクは、全て当時のトレンドを盛り込んだスタイル。しかし、きれいに仕上がっているように見えても50代となった現在の肌の質感や雰囲気には似合わず、「少し頑張りすぎたかな」という印象を抱かせるメイクになっています。YUTA.さんは「必要以上に老け込んでますよね」と説明しました。
一度老け見えメイクを完全にオフしてから、若見えメイクにと取り掛かります。スキンケアで肌を整えた後、余分な油分をティッシュで軽くオフ。日焼け止めは手でなじませてからトントンと優しく置くように。下地にはカラーレスを選び、肌のトーンに合わせてナチュラルになじませます。
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ファンデーションはクッションタイプを使用しました。カバー力がありながら薄づきで、素肌感を残しつつツヤとハリを演出。すぐにパウダーを重ねず、少し時間を置いて肌にフィットさせることで崩れにくく仕上げています。
アイメイクでは、まず目元用下地を使用して発色と持ちをアップ。アイシャドウはイエローブラウン系で自然な陰影を作り、ビューラーとマスカラでまつ毛をナチュラルに立ち上げます。目尻にはレッドのマスカラを少しだけ乗せ、さりげなく抜け感をプラスしました。
アイラインはナチュラルなカラーを使い、まつ毛の際にだけ細く引くことで目元を引き締めながらも柔らかさをキープします。眉は白みベージュの眉マスカラでトーンを整え、リキッド系ライナーで足りない部分を自然に補いました。使用したアイシャドウは眉中央にも軽く乗せ、ふんわりとした立体感を演出しています。
口元にはセミマットのリップを唇の中央に軽くトントンと乗せ、指でぼかして血色感をプラス。仕上げに、その色が残った指先でまぶたに少しだけ重ね、リップと目元に一体感を出しています。
ハイライトとシェーディングも軽く取り入れ、陰影をつけすぎないことがポイント。顔全体に自然な立体感と明るさをプラスしました。
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完成した若見えメイクについて、YUTA.さんは「頑張りすぎていなくて、いい感じにシャレましたよね」と笑顔。年齢に応じた“引き算メイク”の大切さが伝わりますね。なお、YUTA.さんが使用したプチプラコスメの詳細は動画で確認できますよ。
ナチュラルながらも実年齢より若く見えるメイクテクに、コメント欄では「分かりやすくてとてもためになりました」「変化すごい!」「老け見えメイク、懐かしいです」「メイクもアップデートが必要だなと思いました」「手に入りやすいコスメばかりですぐにできます」「いつものメイクのやり方を見直してみようと思います」といった声が寄せられています。
YUTA.さんは、コスメの選び方やメイクのコツをYouTubeチャンネル「40代からのシャレるメイクYUTA.」、Instagram(@yuta_caroys)、Threads(@yuta_caroys)で発信中。また、プロのノウハウを詰め込んだ初の著書『なんとなくの自己流から抜け出す 今の自分に合うメイクの正解』(日本実業出版社)を発売しました。
動画提供:YouTubeチャンネル「40代からのシャレるメイクYUTA.」
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