リリーフ登板したパドレス・松井裕樹(写真=GettyImages)● パドレス 7−8 ドジャース 〇
<現地時間6月9日 ペトコ・パーク>
サンディエゴ・パドレスが同地区首位ドジャースとの延長戦の末に敗戦。2番手としてリリーフ登板した松井裕樹投手(29)は1回1失点という投球だった。
パドレスは初回に2点の先制リードを与えるも、その裏に3番マニー・マチャドの適時二塁打、4番ジャクソン・メリルの犠飛ですぐさま同点に追いつき、2回裏に相手の失策から1点を勝ち越し。スコア3対5と再びビハインドで迎えた3回裏には、二死満塁から8番タイラー・ウェードが右中間突破の走者一掃タイムリーを放ち、6対5と再逆転に成功した。
しかし、1点リードの5回表からマウンドに上がった松井が先頭の6番マンシーに中前安打を浴びると、一死から8番エドマンを空振り三振に仕留めるも、この最終球が暴投となって二死二塁。続く金慧成に右翼線への二塁打を許し、同点に追いつかれた。なおも、得点圏のピンチで大谷翔平との日本人対決を迎えたが、ここは一ゴロに打ち取って同点で踏みとどまった。
その後は両チーム無得点が続き、6対6の同点で試合は延長タイブレークに突入。パドレスは延長10回表、7番手左腕ワンディ・ペラルタが7番パヘスに適時二塁打を浴びると、8番エドマンのゴロが二塁ベースに直撃する不運な内野安打となって連続タイムリー。この回2点の勝ち越しを許した。
10回裏に一死からメリルの適時二塁打で1点差に迫るも、昨季パドレス所属の左腕スコットの前にあと一本が出ず。勝てば首位浮上という一戦に惜しくも敗れ、首位ドジャースとの差が2ゲームに拡大。ゲーム差無しで並んでいたジャイアンツが2位に浮上し、パドレスは3位後退となった。
この試合の松井は1回20球を投げて2被安打、1失点という投球で、自身4登板ぶりに失点を記録。ここまで28登板で成績は2勝1敗2ホールド、防御率3.38となっている。