法人向け不動産サービスを提供するスターツコーポレートサービス(東京都中央区)の調査によると、20代の社員の6割以上が、職場での世代間コミュニケーションを望んでいることが分かった。
「ここ1年で、職場の同僚や上司とのコミュニケーション機会はどのように変化したか」について聞いた。「どちらかというと増えた」(52.1%)と「とても増えた」(6.5%)を合わせると、全体の6割弱がコミュニケーション機会が増えたと回答した。
業務形態別に比べると、コミュニケーション機会が「増えた」と答えた割合は、出社が多いハイブリッド勤務の人が最多で、71.7%だった。
「別の世代の人とコミュニケーションを取りたいか」に対しては、「とてもそう思う」(14.0%)、「どちらかというとそう思う」(37.6%)を合わせると、半数以上が世代間コミュニケーションに積極的であることが分かった。年代別では、20代が最もコミュニケーションを望んでいて、反対に30代や50代は消極的だった。
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世代間のコミュニケーションに消極的な理由としては、30代は「育児や介護など、仕事以外のタスクの多さ」、50代以上は「ハラスメントリスク」などがコメントで挙げられた。
社内コミュニケーション促進のために効果があると思うことは、「食事会」(47.1%)が最多だった。
世代別では、対面でのコミュニケーションを望む割合は20代が最も高く、「食事会」(58.5%)や「社員寮や共用部のあるオフィス」(14.6%)などが挙げられた。30代の社員では「チャットツールの導入」(21.5%)や「1on1ミーティング」(13.4%)など、個別性の高いコミュニケーションを望む割合が、他の世代と比べて高かった。
本調査は1月20〜2月11日、同社が運営する情報サイト「OZmall」会員の会社員768人を対象に、インターネットで実施した。
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