ひかる一平が映画「還暦高校生」で42ダブ高校3年 「腐ったミカン」直江喜一と44年ぶり共演

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2025年06月11日 05:01  日刊スポーツ

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映画「還暦高校生」について語るひかる一平(左)と直江喜一(撮影・中島郁夫)

俳優ひかる一平(61)が、27日公開の映画「還暦高校生」(河崎実監督)に主演する。1980年(昭55)から翌81年まで放送されたTBS系「3年B組金八先生2」でも共演した直江喜一(62)とも44年ぶりに共演する。


大学受験に失敗し続けて42回落第した還暦、60歳の高校3年生役に、ひかるは「半分冗談かと思ってました。タイトル自体もね」と笑う。80年に「金八2」で俳優、そして翌81年にジャニーズ事務所(当時)から「青空オンリー・ユー」でアイドル歌手デビュー。その後は俳優を続けながら、子役の育成を始めた。芦田愛菜(20)にも演技指導をするなど実績を積み、12年に子役プロダクション、スカイアイ・プロデュースを設立して社長を務めている。


「うちの子供たちと一緒に舞台に出演したりはしますけど、それ以外の作品に1人でっていうのは、もう何年もお断りしていたんです。ちょこちょこやりながら、うちの子を出してくださいってね(笑い)。自分が出るより、育てるというのが会社としての役目ですから」と話した。


直江は「金八2」で「腐ったミカンの方程式」でも話題となった加藤優役で注目を集めた。不良の加藤が、周囲に反発して「俺は腐ったミカンじゃねぇ」と放送室に立てこもった。日本のドラマ史上に残る名シーンとも言われた。


92年に29歳で芸能界を引退した。中堅ゼネコンに勤めて2年前に定年を迎えたが、今もラインの部長として働きながら俳優業もやっている。「22歳で結婚して、子供が小学生になるので、いつまでもフリーターをやってられないと30歳を前に引退しました」。


11年に俳優業を再開した。「仕事をバリバリやって工事現場から営業になって、時間の余裕もできていいバランスで芸能の仕事もさせてもらっています。松村邦洋さんがバラエティーで、僕のものまねをやってくれたことで結構、お声がかかるんですよ。ゼネコンの営業の方にもプラスになりますから」。


「金八2」以来44年ぶりの共演に、2人は「親戚と再会したみたいなものです」と声をそろえる。映画の中では、還暦で高校生のままのひかると、出入り業者になったかつての同級生の直江が再会する。


ひかるは「学生服は久しぶりに着ました。河崎監督の作品は初めてなんですが、笑顔にあふれた現場でした。最後に大きな見せ場があるので期待して見てください」と呼びかけた。【小谷野俊哉】


◆ひかる一平(いっぺい)1964年(昭39)5月11日、東京都生まれ。79年ジャニーズ事務所入り。80年TBS系「3年B組金八先生2」の椎野一役で俳優デビュー。81年「青空オンリー・ユー」で歌手デビュー。82〜87年のテレビ朝日系「必殺」シリーズなど出演。12年(平24)に子役プロダクション「スカイアイ・プロデュース」を設立して代表就任。19年から東邦音大非常勤講師。趣味は野球観戦。172センチ。血液型O。


◆直江喜一(なおえ・きいち)1963年(昭38)1月8日、東京都生まれ。75年劇団こまどり入団。79年TBS系「3年B組金八先生」で俳優デビュー。80年TBS系「3年B組金八先生2」で加藤優役を演じ「腐ったミカンの方程式」などでブレーク。81年「悲しきティーン・エイジャー」で歌手デビュー。87年の映画「星の牧場」出演。92年に芸能界を引退して建設業界に就職。15年のNHK朝ドラ「まれ」出演。164センチ。血液型O。

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  • 昼間は高校生? 夜は社会の悪をくじく仕置き人? あ、夜間高校か? 直江には、荒谷フルーツ店の店主役だろうな?
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