映画『ストロベリームーン』(10月17日公開)(C)2025「ストロベリームーン」製作委員会 TikTokで話題を呼び、「令和イチ泣ける!」と注目された芥川なお原作の純愛小説を、脚本・岡田惠和×監督・酒井麻衣のタッグで実写化した映画『ストロベリームーン』。主演の當真あみをはじめ、齋藤潤、杉野遥亮、中条あやみらの出演が明らかになっている中、6月の満月の日となる6月11日=ストロベリームーンの日に、新たな追加キャストが解禁となった。
【動画】ストロベリームーンの日限定スペシャル映像 今回新たに出演が明かされたのは、ユースケ・サンタマリア、田中麗奈、そして池端杏慈、黒崎煌代、吉澤要人、伊藤健太郎、泉澤祐希、池津祥子、橋本じゅんの実力派・注目株揃いの9人。奇遇にも6月11日は、佐藤日向役の齋藤潤、そして13年後のフーヤン役・泉澤祐希の誕生日でもある。
あわせて、“ストロベリームーンとは何か”に迫るスペシャル映像も解禁された。映像は、「ストロベリームーンって知ってる?」と萌のまっすぐな問いかけから始まる。<好きな人と見ると永遠に結ばれる、恋を叶えてくれる月>という言い伝えにどこか照れたような笑みを浮かべながら、見上げるふたりの視線の先には、淡い赤みを帯びた美しい月。水面にもその光がやさしく映り込む。そして笑い合いながら寄り添うふたり。言葉にしなくても伝わる想いが、月明かりの下でそっと交差する。「あなたは、誰と見ますか――」。“ストロベリームーン”という特別な月に想いを重ねる、瑞々しくも切ない青春の一幕が、印象的に描かれる映像となっている。
「ストロベリームーン」とは、6月の満月のことで、毎年月の満ち欠けによって日程が変わる。アメリカの先住民が、野イチゴの収穫時期でもある6月の満月を「ストロベリームーン」と付けたとされている。さらに好きな人と一緒に見ると恋愛運が上がり、結ばれる“恋が叶う月”といったロマンチックなジンクスがあると言われている(諸説あり)。
同名小説をもとにした本作は、余命半年と宣告された桜井萌が、高校1年生の春、一生分の恋をする物語。萌は、小さい頃から病弱で、家の中だけで過ごす日々。優しい父母と過ごしながらも、学校にも通えず、友達もできない。そして16歳になる直前、余命が残り半年であることを宣告され、悲しみに包まれながらも明るく振る舞おうとする萌と家族。そんな中、ある理由から萌は高校に通うことを決意する。
そして入学式の日、初対面にも関わらず同じクラスになった佐藤日向に突然の告白。驚く日向だったが、二人は、少しずつお互いの距離を縮めていく。そしてずっと萌が憧れていた、好きな人と一緒に見ると永遠に結ばれるという満月「ストロベリームーン」を見に行くことに。しかし、その日を境に萌は学校から姿を消し、日向は萌と連絡が取れなくなる。萌が消えた理由、そして13年後に届く真実とは?
當真演じる主人公・桜井萌の父で、娘の願いなら何でも叶えてやりたいと奮闘する桜井康介役に、ユースケ・サンタマリア。繊細さとユーモアを併せ持つ演技で、家族の絆と悲しみを丁寧に描き出す。
また、萌をそっと優しく支える母・桜井美代子役に田中麗奈。深い愛情で娘を包み込む母親の姿に注目が集まる。岡田惠和の脚本とユースケ&田中演じる夫婦が織りなす、ユーモアあふれる温かな家族像は本作の大きな見どころだ。
本作のオファーを受けた経緯について、ユースケは「(脚本の)岡田さんが今までにあまり見たことのない脚本を書いてくれて、一線を画した面白い話になっている。だから出たいと思った」と話し、田中も「(脚本を読んで)ボロ泣きだった。何度読んでも泣けてしまう」と大好きな岡田作品に出演できる喜びを語り、その内容を大絶賛。口をそろえて岡田惠和の描く脚本の素晴らしさを称えている。
さらに、萌と親友となる高遠麗(たかとう・うらら)の高校時代をポカリスエットやゼクシィなどのCMで注目を集めた池端杏慈(いけはた・あんじ)。映画『矢野くんの普通の日々』(2024年)で映画デビューを果たし、本作では透明感あふれる存在感で、萌のかけがえのない友情を体現する。
そして、日向と行動をともにする“フーヤン”こと親友・福山凛太郎に、連続テレビ小説『ブギウギ』(23年、NHK)で俳優デビューした黒崎煌代(くろさき・こうだい)。明るくお調子者ながらも仲間想いな同級生役を等身大で演じる。
クラスの人気者でリーダー的存在の“カワケン”こと川村健二には、ダンスボーカルユニット「原因は自分にある。」のリーダーとして活動する一方、主演映画『BLUE FIGHT 〜蒼き若者たちのブレイキングダウン〜』(25年)やドラマ『バレエ男子!』(25年、MBS)など俳優としても注目度上昇中の吉澤要人(よしざわ・かなめ)。
13年後のカワケン役に伊藤健太郎。学生時代から続く友情や、時を経た絆の重みを自然体で表現し、物語の後半に深みを加える。13年後のフーヤン役に泉澤祐希。不変の友情と、人生の奥行きを丁寧に演じる。
また、麗の母で唐揚げ屋を営む高遠晴美役を池津祥子。麗と幼馴染の日向にも気を配る懐の深さを持った母親像を温かく演じている。日向(齋藤潤)の父であり、妻を早くに亡くし男手ひとつで育てる佐藤修役を橋本じゅんが演じる。骨太で情熱的な芝居で、父と息子の不器用な愛情を描く。
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