雨の日のイヤホン使用、周囲の音に気づかずヒヤリとした経験は? - 傘+イヤホンの「ダブルの死角」に注意

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2025年06月11日 09:01  マイナビニュース

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NTTソノリティは6月10日、「梅雨時期のイヤホン使用実態」調査の結果を発表した。調査は2025年5月30日〜6月2日、イヤホンを保有し、日常的に使用する男女500名を対象にインターネットで行われた。


○雨の日のイヤホン・ヘッドホン利用は5割強



イヤホンを使用する男女500人に、「雨の日にイヤホン・ヘッドホンをつけたまま通勤・通学することはありますか?」と質問したところ、全体の55.8%が「ある」と回答した。中でも10代は81.5%、20代は69.3%と、若年層で特に高い傾向が見られた。


続いて、「雨の日にイヤホン・ヘッドホンを使用していて、周りの音の"聞こえにくさ"を感じたことがありますか?」という問いには、全体の34.2%が「感じる」と回答。こちらも10代では53.7%と、他の年代に比べて際立って高い結果となった。


○周囲の音に気づかずヒヤリとした経験、約4割があり



さらに、「雨の日にイヤホン・ヘッドホンをつけたまま通勤・通学していて、『周囲の音に気づかずヒヤリとした経験』はありますか?」という設問では、41.0%が「ある」と回答している。ここでも10代では60.0%と、他の年代より高い水準となっており、危険な状況に直面する若年層の多さが浮き彫りになった。また、実際に聞こえなかった音の内容としては、「通行人からの呼びかけ」(42.3%)、「自転車のベル音」(35.9%)、「駅や電車内のアナウンス」(35.9%)などが挙げられ、安全を確保する上で重要な音が遮断されている実態が明らかになった。


○「傘+イヤホンの危険性」、4割以上が認識せず


このように、雨の日は特にイヤホンによる聴覚の遮断による危険性が高まる。また、傘による視界の遮りも相まって"ダブルの死角"が生まれやすく、実際に「ヒヤリとした経験」を持つ人も一定数いることがわかった。



そこで今回の調査では、生活者自身がこの危険性をどの程度認識していたのかについても確認した。その結果、「雨の日に『視界(傘)』と『聴覚(イヤホン)』が同時にふさがれていることを危険と意識していましたか?」という問いに対し、56.8%が「意識している」結果となった。



一方、約4割が「意識していない」と回答し、"ダブルの死角"の危険性に無自覚のまま、日常的にリスクと隣り合わせの状態にあるという実態も明らかになった。

○オープンイヤー型イヤホン使用について


また、オープンイヤー型イヤホンの使用経験がある52名に「オープンイヤー型イヤホン・ヘッドホンを使用して安全性が高まったと感じますか?」という質問したところ69.2%が「感じる」と回答した。実際「周囲の音が聞こえてよかった場面」を聞いたところ、「駅やバスのアナウンスが聞こえて乗り過ごさずに済んだ」(39.5%)、「通行人や店員からの呼びかけにすぐ反応できた」(36.8%)、「後ろから自転車や車が近づいてきたことに気づけた」(34.2%)など安全面でのメリットが大きいことがわかった。


本調査では、傘とイヤホンの併用によって安全に通勤・通学する上で重要な周囲の音や視覚情報に気づかず、事故のリスクにもつながりかねないことが明らかになった。実際に「周囲の音に気づかずヒヤリとした経験」があると回答した人は全体の4割にのぼり、特に10代では6割と高い傾向が見られた。



そのような中、「雨の日のイヤホン・ヘッドホン利用について見直そうと思いますか?」という問いに対しては、66.5%が「そう思う」と回答しており、安全面への関心の高さがうかがえる。(Yumi's life)

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  • 外で耳塞いで歩くとか事故にでも遭いたいんだろうか。ふしぎ。
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