
【動画】マイケル・B・ジョーダンが1人2役 『罪人たち』特別映像
本作は、ライアン・クーグラー監督が自ら脚本・監督・製作を務めるノンストップ・サバイバルホラー。オリジナル作品として、ここ10年で最大のオープニング成績を樹立し、全米興行ランキング2週連続No.1。全世界の累計興収で約518億円(3億5723万548ドル/※6月9日時点)を突破し、映画館の出口調査“シネマスコア”でホラー映画史上最高評価を獲得している。
今回解禁された特別映像は、マイケル・B・ジョーダン演じる双子の兄スモークが、かつての恋人アニーの家で「信じられない死にざまを見てきた」と言う衝撃の本編シーンで幕を開ける。間髪入れずにライアン・クーグラー監督が登場、本作は「双子の兄弟を主人公にした全てのジャンルを超えた作品」だと力強く語る。
映画の舞台は、1932年のアメリカ南部、ブルース発祥の地とされるミシシッピ・デルタ。暗黒街シカゴで大金を稼いだ兄弟は、かつての故郷で一攫千金の夢を賭けた商売を計画する。それは、当時禁じられていた酒や音楽をふるまう、この世の欲望を詰め込んだようなダンスホールだった。映像は開店に向けて二手に分かれて準備を進める兄弟が、「気をつけろよ」とハグを交わす場面へとつながっていく。
双子の兄弟を見事に演じ分けたジョーダンは、兄の「スモークは重荷を抱えたような口数の少ない男」、弟の「スタックは軽快な男で、つらい時でも笑顔で動き回っている」と説明する。シーンごとに兄と弟のキャラクターを演じることになった彼にとって、同じ場面を最低でも2回撮影するタフな現場が続き、「スモークとスタックを演じ分けるのは信じられないような経験」となった。
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青いハンチング帽の兄スモークと深紅のシルクハットで決めた弟のスタックは、着々と開店準備を進めていく。スモークの恋人アニー役のウンミ・モサクは、「マイケルは明確に演じ分けました。スモークの時も スタックの時も どちらがセットに入ってきたか、背を向けていても分かりました」と双子のキャラクターを体現していたと術懐すると、アニーがスモークに対して「あんたの金は血に染まっている」と拒絶するシーンが紹介される。この場面には第1次世界大戦後の世界恐慌によって誰もが貧困に喘ぐ中、アル・カポネが牛耳るシカゴの暗黒社会を生き延びたスモークへの複雑な思いが表現されている。
続いて登場するのは、3年間H.E.R.のバックコーラスを務めた実力派シンガーで、クーグラー監督に見出された新星マイルズ・ケイトン。主人公の19歳の従兄弟で、類まれな才能を持つ若きブルース・ミュージシャン兼シンガー、サミー役を射止めた。初めての演技となったマイルズは、「マイケルが2人のキャラクターを作り上げてくれたお陰でそれぞれと関係を築くことができた」と最高のパフォーマンスを披露している。
そして、スタックの元恋人メアリーを演じたヘイリー・スタインフェルドが登場し、「一貫して演じ続けるスタミナとその才能に驚きました」とマイケルへの敬意を表する。クーグラー監督は「マイケルは名実ともに映画スターです。これまでのマイケルとはまったく異なるパフォーマンスで 観客を魅了する瞬間を見届けてほしい 。本当に興奮するはずです」とその演技を賞賛している。
ジョーダンに双子の兄弟が本当にいるかのような驚きの撮影を担った視覚効果チームは、同じシーンでそれぞれの役を撮影し合成する古くから使われてきた手法と、別の俳優の頭部をデジタル技術で合成する手法を採用。さらに、10台のカメラで頭部を360度キャプチャできる肩掛け式のデバイスを開発し、双子の片方を演じた後に、デバイスを装着し、もう片方を演じてもらう。そのデータをもとに制作したジョーダンの頭部の3DCGを代役の頭と入れ替えたことで実現に至った。
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映画『罪人たち』は、6月20日よりIMAXおよび2D字幕、Dolby Cinemaで公開。